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パリで歳を

パリ滞在3日目に私は誕生日を迎えた。
ママおめでとう!と
娘が朝一番にプレゼントをくれた。
自分で書いた短編だ。
「下水道の鼠についてのフィクション」
渋いタイトルに負けず
中身はかなりミステリアス。
私が子供の頃に書いていた双子の話を
覚えていて
ヒントにしてくれたそうで嬉しい。

「私に愛を伝えてくれた母に」だって!泣ける!


日本の家族や親友、
南仏の友人たちからメッセージをもらい
ジーンとしていたら

夫の計らいで
昼食は
夫の親友と
夜は
別の友人たちと3家族で外食をすることになった。

友人のアパートの下には桜が!

その会食の合間に
娘は今回2回目のレッスンを受けた。
最近マルセイユ音楽院で飛び級試験を勧められ
頑張っている2曲を
1曲ずつ丁寧に見て頂いた。
1日目は私が
2日目は夫が付き添った。

レッスンは毎回許可をいただき
録音してノートも取る。
娘のおかげで私にも
ものすごく勉強になっている。

ハーモニーを感じる練習をしながら

すべての和音と仲良くなってね、
あなたがどの和音と仲良しだったり
まだ仲良くないか、すぐわかるのよ

と言う先生のお言葉が印象的だった。


この地区には素敵なお店もたくさんある。
イザベル・マランの皮のバッグ、
欲しかったが高価であきらめる。

代わりにもっとずっと
お財布に優しい実用的なリュックを
自分へのプレゼントに買った。

これを背負って自転車に乗りたい!


イタリアンランチを共にした夫の親友も
サンジェルマンデプレのラーメン屋さんに集った友人達も
皆元気で生き生きとしていた。

30代、40代、

働き盛りだったり
子育て中だったり
悩みは尽きないけれど
それぞれ
精一杯人生を謳歌しているのがわかり
勇気をもらった。

皆に連絡を取ってくれた夫よ、ありがとう。

だいぶ復興してきたノートルダム寺院の前で友人たちと

厳しい冬の終わり
明るい春の兆しに胸踊る季節に
生まれて来れて感謝。

新しい1年を大切に過ごそう。













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