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国際女性デーに寺地はるな作品

 3月8日の、国際女性デーに、こんな日に読むには、誰の本がいいかな、と考えた時に、ふと、思い出したのは、寺地はるなさんの『声の在りか』。

 この本、家庭でも外でも自分を表現しきらない、主婦の女性が、さまざまな状況の中から、自分の思い、考えを、声にしていく。大きく一歩前進する…というよりは、砂地を踏みしめている足を、ズッと前に出す力強さがある内容。じわじわとした女性としての自己の復活のような。

 昨年の2月に、たくさんの本を読んでいる時に、この作家の本全体に流れる、女性をエンパワメントをする力を、ぼんやりと感じていました。
 感想を整理してる間も、今の社会、立場、環境の中で、自己を表現出来ない。抑圧された女性性に抗う登場人物。

改めて、この作家さんの作品をまとめて読んでみても良いのかもしれません。


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