【感想】ガラスの海を渡る舟
私がこの本を選んだ理由はいくつかある。ガラスの海という表現が素敵なこと、ガラスは繊細で自分と似てるのかなと思ったこと、自分も海が好きなこと、本のカバーの青の色合いが素敵なこと、ちょうど同じくらいにガラス工芸展を観に行って縁を感じたことがあげられる。
吹きガラス職人の兄妹の10年間の歩みが主な内容である。皆と同じようにできないが特別な「しるし」を持つ兄とどれも普通にこなしてしまう妹。お互い憧れを持ちながら理解しあい、ガラス工芸を通して歩み寄っていく物語。
「羽依子にとっての