彼の死後、借金と連帯保証人

彼が亡くなってしまったことを彼の親友に伝えたのは、元彼の家に着いてからだった。

救急車を呼んで、死を告げられた際にも電話をしていたが、よくわからなかったらしい。

彼の親友宛には、私の家にある荷物の処分と、車の処分について書かれていた。

彼の親友は、車の保証人が自分だったらヤバイ、と、それを気にしていた。

しかし次の日、車の保証人が自分ではなく、他の女性でした、解決しました、と連絡がきた。

その女性は、私も良く知る女の子で、彼と付き合う以前に、私と同時進行で2股(正確には4股)かけていた子だ。そしてむしろ、同時私はセフレで、彼女は真剣に、結婚を前提に付き合いたい、と言っていたのを知っている。

その後、彼が私と一緒に居ることを選んで、彼女との付き合いは借金の返済だけだったようだ。

そしてその彼女は、今、私も彼も知っているKと付き合っていた。

私はKとも仲良く、姉さん、と呼ばれていた。

その日Kから連絡がきて、彼の車のことで相談したいと言われた。

私は、正直彼に使ったお金は親も含め400万では済まない。車のことまで、関与できない、と伝えたけれど、全く知らないとは言えず、アドバイスして、車の鍵を渡した。

その後も色々あったけれど、車は残債の35万を彼女が支払って、処分したらしい。

親族の方は、同棲していた私に、手続きを一任された。