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YouTubeショートのリンクが機能しなくなった件。代わりに関連動画設定が登場

YouTubeショートに新機能が登場しています。

ショート動画を投稿したときに、関連動画を紐付けることができる、というものです。

画像:Googleサポートより

この機能によって、ショート動画を見た後に、タイムラインで他の動画に流れる前に、自分の関連動画をもう一度見てもらいやすくなり、視聴者の維持につなげることができます。

通常動画(横型、長尺)のYoutubeStudioでは以前からあった関連動画機能ですが、YouTubeショートにも実装されました。

YouTubeショート関連動画設置方法

※2023年11月現在の方法です。

1.YouTubeStudioのパソコン版を立ち上げます。(現在はスマホアプリではできません)

2.ショート動画をアップロードする設定画面で、「関連動画」のメニューを押します。

3.特定の動画を選択、と出ますので、「自分の動画」をリストから選ぶか検索して選択します。

選択すると、関連動画として紐付けられます。なお、紐付けることのできる動画は、自分のチャンネルで投稿した、動画1本だけです。これはショートでも通常動画でもリンクできます。

関連動画が設定された画面

アカウント名と動画タイトルの間に入ります。

YouTubeショートは、動画をみた後に、関連のない別の動画が再生されることの多いため、このような関連動画機能が実装できるのはよいことです。

YouTubeショートにリンク機能が消えた?!

しかし、この関連動画をいろいろ触っていると、あることに気がつきました。

なんとコメント欄や概要欄に掲載していたURLアドレスが、リンクとして機能していません。

URLのリンクが機能しなくなっている


過去に投稿していたリンクも切れています。

過去に投稿したリンクも切れている

あくまで投稿時点の状況で、ベータ版であるという考え方もあるので、今後かわるかもしれません。

※追記にて正式なアップデートであることを確認。

この二つの機能追加・変更は、実はクリエイターにとって大きな問題があります。

①他のチャンネルを関連動画として設定できない。

自分自身の投稿した動画以外は関連動画として紐付けできないので、例えば違うアカウントの企業動画のリンクができなかったり、有名チャンネルの切り抜き動画を投稿する第三者のクリエイターは、本編の動画にリンクを設定できません。

②リンクが切れているので、本編の動画に紐付けできない。

①ができない上に、テキストリンクも切れていると、別チャンネルの本編動画への誘導だけでなく、これまで投稿していた関連サイトへのリンク切れもおこしていることになります。このことはアクセスの減少や広告運用に多少なりとも影響がでていると思われます。

③よって、ショート動画から本編動画やサイトへの誘導・遷移がやりにくくなっている。

これは見方によっては、クリエイターに依頼して再生数を増やす切り抜き動画ビジネスやアフィリエイト、スパム投稿対策ではないかとも思うのですが、、、、今後のアップデート情報を待ちたいと思います。

※追記にて、やはりスパム対策であったことが判明。

※この記事を投稿する時点で、ショート動画のテキストリンクがいつの間にか切れている、という記事を見かけなかったので投稿してみました。

イラスト:Canva

追記 YouTubeヘルプに記載されていました

特定のリンクをクリックできなくなります
2023 年 8 月 31 日以降、ショートのコメント、ショートの説明、縦型ライブ フィード内のリンクはクリックできなくなります。この変更は段階的に展開されます。他のリンクをクリックできないようにする予定はありません。悪用の手口は急速に進化するため、詐欺師やスパマーがリンクを介してユーザーを誤解させたり詐欺したりすることを困難にするための予防措置を講じる必要があります。

Some Updates to Links on YouTube - YouTube コミュニティ

知らなかった。やっぱりスパム対策でしたね。

まとめ

この記事を投稿する時点で、ショート動画のテキストリンクがいつの間にか切れている、という記事を見かけなかったので投稿してみました。(あとでYouTubeの正式なアップデートであることに気づきました)

また関連動画の記事はいくつかありましたが、関連動画の設定をできるのは、自分の動画だけ1本である(他のクリエイターのリンクは設定できない)というところが分かりにくかったのでピックアップしました。

YouTubeショートの新機能はどんどんアップデートされており、他のSNSに追随する機能を実装しはじめています。しかしまだレコメンドや再生数のアルゴリズムについては考察できていないサイトが多いと思います。

おそらくは、YouTubeショートとYouTubeのプログラムは別のスタッフがプロジェクトを行っているのだと感じます。

以前も言ったのですが、TikTokやインスタリールを凌駕するためには、YouTubeショートとYouTubeは、アプリを別にすることが望まれます。


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