胸をえぐる『かわいいね』

褒められたら、褒めてくれた言葉に対して感謝の返答をすると勘違いしていました。

みなさんは、ご自身が褒められたときに何を思いますか?

小さな頃から劣等感の塊だったわたしは、特に容姿を褒められることに、ものすごく違和感があった。

部活(吹奏楽部)の決まり事の一つは「褒められたら『ありがとうございます』と言って一礼する」だ。
部活はもちろん、プライベートでも『ありがとうございます』という回数を増やすと、ありがとうと返すことと褒められる数は比例していると気づく。

ある日、何に対して感謝を伝えているのだろうと疑問を感じた。
ただ言うだけで、そこには考えやおもいが何もなかった。

相手の貴重な一日24時間に、わたしを想ってくれて言葉に表してくれる。
そのお心遣いに感謝したいと、心から願うようになった。

褒められた言葉をそのまま受け取るのは抵抗があっても、伝えてくれる行為をいただくのは少しハードルが下がるし、相手への感謝もより感じやすく、返しやすくなると考えます。

『かわいいね』と言われるたびに、そんなことなかろうとの思いとは裏腹にありがとうございます!と返していました。
でも、考えを改めた今は昔よりも『かわいいね』と言われる回数が倍増しています。

みなさまへ、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

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