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第75回高松宮記念杯競輪

開催情報
- **開催期間**: 6月11日(火)から
6月16日(日)まで
- **開催場所**: 岸和田競輪場
- **レース形式**: 6日間開催
(1998年以来、25年ぶりの復活)

## レース形式と進行
- **一次予選**: 前半の3日間はポイント制の
一次予選。全選手が2走し、成績優秀者9人が
4日目の青龍賞、白虎賞に進む。
10位から36位が二次予選に進む。
- **準決勝**: 東西2レースに分かれ、
1着2着と3着から1名が決勝に進出。
- **決勝**: 準決勝を勝ち残った9人。

## 注目選手
- **近畿勢**: 地元の絶対エース古性優作が
3連覇を目指す。南修二、同期の神田紘輔、
福永大智、松村友和が奮走。福井の脇本雄太、
寺崎浩平、奈良の三谷竜生、和歌山の
東口善朋が近畿ラインを形成。
- **中国勢**: 清水裕友が充実した状態で参戦。
グランプリ覇者松浦悠士は復権を目指す。
- **四国勢**: 徳島の犬伏湧也、小倉竜二に期待
- **九州勢**: 嘉永泰斗、山田庸平、北津留翼などダッシュ型に注目。
- **関東勢**: 平原康多が選手権を制し、
眞杉匠、坂井洋、吉田拓矢がV戦線に顔を出す。
- **南関勢**: 郡司浩平が全日本選抜を勝ち、
北井佑季、松井宏佑、深谷知広が控える。
- **中部勢**: 浅井康太、山口拳矢が二枚看板。

## ガールズGⅠパールカップ
- **開催期間**: 高松宮記念杯の前半の3日間
- **注目選手**: 児玉碧衣(昨年の初代パールカップ覇者)、坂口楓華、石井寛子、小林優香、
尾方真生、吉川美穂、石井貴子、山原さくら。

【予想ハック】
傾向分析

岸和田競輪場の特性や風向きの影響もあり、
捲りが決まりやすい。
### 風向きの影響
- **バック追い風**:逃げラインが有利。
先行がそのまま逃げ切る可能性が高い。
- **バック向かい風**:捲りラインが有利。
後方からの捲りが決まりやすくなる。

決まり手
### 逃げ
- 逃げが決まるケースは少ないが、
風向きやレース展開によっては有効。
- 特にバック追い風の時には、
逃げが決まりやすい。

### 捲り
- 最も多く見られる決まり手。
- 岸和田競輪場の特性上、捲りが決まりやすい。
- 捲り選手を中心に予想を立てるのが有効。
### 差し
- 差しも一定の割合で決まるが、
捲りに比べるとやや少ない。
- 最後の直線での追い込みが重要。

高松宮記念杯競輪の予想ポイント

1. **捲りの1着を重視**:他のレースよりも
捲りが決まりやすいので、捲り選手を
中心に予想を立てる。
2. **風向きを確認**:風向きによって
逃げや捲りの有利不利が変わるため、
当日の風向きを確認する。
3. **三連単の2・3着を手広く買う**:
実力者が多く、どの選手も車券に絡む可能性が
高いため、2・3着を手広く買うのが有効。

※転載は禁止です❌

【予想レース】⇒10レース
9車立ては紐荒れも多いので、まずは
三連複で安いとこだけ三連単や二車単に
変換するのがおすすめです。
展開予想が難しいので可能性が高そうな順に
3パターン考えます。

テーマ(因縁と再起)
注目選手 嘉永 泰斗

少し時間を戻して2018年の広島記念決勝。
当時SSの三谷さんが、格下で歳下、
しかも地区違いの地元の松浦さんを
背負って魂の先行。近畿の大スター
村上義弘さんが乗り移ったかのような
一撃で松浦さんが記念を優勝し、後の
グランプリへの階段を歩み始めます。
そして4年後の2022年、競輪の世界を
揺るがす大きな出来事が起こります。
奈良記念準決勝、そう三谷さんの
ホームバンクです。先導役は
当時競輪界最強の脇本さん。誰もが
地元の大スター三谷さんの優出と、
松浦さんの苦戦を予想しました。レース後、
嗚咽する松浦さんと呆然とする三谷さん。
一体何が起きたのか?なんと、松浦さんは
脇本さんの番手に飛びつきました。
どちらかというと、引けなかったという
表現が正しいのかもしれません。しかし、
結果として三谷さんに競り勝った松浦さんが
脇本さんとのワンツーで決勝に進みました。
ある選手によれば、グランプリ以上に
勝ちたい地元記念、勝負は時に
残酷なものです。また2人が近畿の舞台で、
しかも今度は松浦さんの前を今をときめく
犬伏さんが走る。地元の近畿ラインはどんな
作戦で挑むのでしょうか?
そしてもう1人わたしが期待したい選手は、
注目選手にあげた嘉永さんです。
昨年までの嘉永さんはまさに
飛ぶ鳥を落とす勢い。23歳の若さで
北津留さんの番手発進から火の国杯争奪戦を
制し、G1以外なら優出は当たり前。
今年はいよいよ九州に久しぶりのSSか
と言われていました。しかし、責任感の
強い性格だからでしょう。九州の自力、
特に熊本の若手は捲りで自分だけ
確定板の傾向があります。
F1までならそれでもいいでしょう。
しかし、二段が当たり前の重賞は
それでは勝てません。今年1月の
いわき平記念で、嘉永さんは
捲り偏重だった後輩の伊藤旭さんに対し
激しく叱責。ですが決勝でのレースぶりから
逆に嘉永さんは批判の的になりました。
そこから、調子を崩し近況は
不安定な成績が続いています。
来月7月は8年ぶりに熊本競輪が復活します。
中心は当然嘉永さんです。だからこそ、
今回のG1にも特別な想いがあるはずです。
そして番手は荒井さん、ベテランですが
九州の重鎮として、インタビューの度に
グランプリへの想いを口にしています。
今回の高松宮記念杯競輪出場の九州自力で
1番風を切れるのは嘉永さん。逆に言えば
ここで大敗すると荒井選手の決勝への道、
つまりグランプリへの道が遠ざかります。
昨年までの実力であれば、自力比較は
犬伏選手より優勢です。もう一度、
再起を図るために嘉永選手が、早めに
前を捲り切る展開を期待したいです。

それでは予想を始めます。
今回のポイントはどこが前受けするか、
そして松浦さんが犬伏さんにつけきれるか?
これが焦点になります。まずは前受けから。
パターンA 近畿前受け
松浦さんが1番車で、福永さんのSが
圧倒的かつ、2番車なので
これが一般的な予想です。
294-716-358

嘉永さんが犬伏さんと争うか?
そうなれば、展開が向くのは地元勢です。
①9-24-2415
ある程度犬伏さんに楽な展開になれば
②1-67-6759

パターンB 九州前受け
荒井選手のピット離れ発言(競艇用語)を
信じるなら、これになります。
358-716-294
この場合、福永さんは地元と言えど
三谷さんを背負って
恥ずかしいレースは出来ず、
腹を括って犬伏さんに挑むでしょう。
そうなれば、展開が向くのは九州です。

③3=5=8169(三連複推奨)

パターンC 中四国前受け
松浦選手が多少絡まれるリスクを考えても、
犬伏選手のスタイルを尊重するなら、
前受けもありです。
716-294-358
その場合、三番手隅田さんは厳しいです。
④1=7-359

次に、松浦選手が犬伏選手を追走出来るのか?
ウィナーズの落車からあきらかに
不調の松浦選手。別線の狙いの1つは
犬伏選手を単騎カマシの形にして、
犬伏選手の後ろから番手捲りを決めること。
ただ、可能性としては小さいと思います。

まとめ

三連単
犬伏さんのカマシが決まる
1=7-359(隅田さんは厳しい)
犬伏さんの楽逃げ(突っ張り気味)
1-67-6759
中四国と九州が先行争い
9-24-2415(地元3割増し)

三連複
中四国と近畿が先行争い
3=5=8169(捲り有利の岸和田)


選手コメント(引用 東スポ)
1
松浦 悠士
ケガからの復調は完全ではないけど、
自転車に乗る上では良くなってきている。乗り方や体の使い方でどうにかしたい。犬伏君へ。
2
福永 大智
ずっと詰まっていて、思い描いた感じではない
けど、出来る中で準備してきた。前回も
思っていたよりは体が動きました。自力。
3
嘉永 泰斗
ダービーは流れが悪かったので、練習を見直した。全プロが終わってから調子も上向き。
熊本バンクが使えるようになって練習の幅が
広がったのが大きい。最近の流れを
断ち切りたい。自力。
4
椎木尾 拓哉
日程が詰まっていて厳しすぎだったので、
休みながら練習してきました。近畿3番手。
5
荒井 崇博
泰斗が何とかしてくれるでしょ。車番が悪いけどピット離れだけはいいんで初手はやれるだけ
頑張ってみる。
6
隅田 洋介
犬伏君、松浦君の3番手。3番手はあまり
経験ないけど、しっかり付いて行けるように。
自分は練習もしっかりできるようになって、
走るたびに良くなっている。
7
犬伏 湧也
ラインから優勝者を出せるようになって、
力も戻ってきている。そこからもう一段階
上の力を付けていきたい。自力。
8
小川 勇介
右ひざに違和感があって、一本欠場しました。
練習できたし大丈夫。九州3番手。
9
三谷 竜生
間隔はないけど、練習もできたし問題なく
来れていると思う。しっかり勝ち上がって
結果を残していきたい。福永君へ。

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