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SHEアワードのエントリーシートで本気を出した話

2023/4/15に開催された年に一回のシーライクスのお祭り、SHEアワード

そこでプレゼンする人を選出するエントリーフォームを先日提出しました。
落選はしてしまったものの、これからもここに書いた気持ちを忘れたくないなと思い
noteに私が書いた内容を残しておきます。

コミュニティに対する私の想いや、自分に正直に生きていきたい気持ちを綴っています。

長いですが、少しでも読んでいただけると嬉しいです。

https://twitter.com/erika_shelikes/status/1630195826881593344?s=20


SHEに入会した理由を教えてください。

もともと学生時代からフリーランスで自立して働く女性に大きな憧れを抱いていました。
コロナ禍になり家で過ごす時間が増えたことで何か時間や場所に捉われない新しいことを始めたいと思っていた矢先に、ずっと気になっていたSHEの体験に参加させていただきました。
もともと自分の手で何かを作ることが好きで、Webデザイナーやライターといったクリエイティブな職種に強い憧れがあり、いつか経済的・時間的に余裕ができたらその勉強をしたいと思っていました。多くの人が仕事と両立しながら参加しているSHEに出会ったことによって、ここで自分のペースで実績を積んでみたいと考えて入会を決めました。


選択された表彰部門に即して、SHEに入会してからのご自身の変化を教えてください。

※今回はマインドチェンジ部門でエントリーしました。

コーチングや特別イベントへの参加を通して、以前よりも自分で自分のことを認めてあげられるようになりました。
今ではどんな小さなことでも毎日自分を褒めることを習慣にしています。
その日できたこと、楽しかったこと、幸せを感じたことなどを一言日記として手帳に書いています。
もちろん、今でも育児やキャリアアップに奔走しているシーメイトさんがキラキラして見えることもあります。成功していたりSHEの中で人気のあるシーメイトさんや、コミュニティからオファーを受けてイベントに登壇しているシーメイトさんをSNSで見かけては、その人と自分を比較して、自分には何もないしこんなに長くSHEにいるのにあんまり成長できてないなと思うこともあります。
その度に劣等感や自己嫌悪感を抱くこともありますが、そう感じたらまずは自分の気持ちと丁寧に向き合います。自分で自分に寄り添う気持ちで、今どんな言葉をかけられたら嬉しいかノートに書くと、不思議とギスギスしていた心が穏やかになります。(「いつも頑張ってくれてありがとう。成功が全てじゃないよ。大丈夫だよ。」といったかんじです。)
ありのままの自分を愛してあげてもいいんだ、他人と比べるのではなくて過去の自分と比べればいいんだとSHEで学ぶことができてからは、前よりも自分のことがちょっと誇らしくなりました。


ご自身の変化を起こすきっかけになったご経験について、詳しく教えてください。

いくつか自主企画としてコミュニティを主催させていただいた中で、特に思い入れが大きいSHEメイトのほけんしつ(以下ほけんしつ)という私が立ち上げたコミュニティについて紹介させてください。2020年の12月頃に銀座拠点で参加した女性のライフプランのイベントの中で、妊娠出産の話題になった際に、せめてSHEの中だけでも女性ならではの悩みや身体や心についてもっとより安心して話せる場所があればいいのにと強く感じました。
(私自身HSPという繊細な気質を持っていたり、婦人科や心療内科に通っているのもあって、同じような経験を持った方と出会い繋がりたかったのもありますが、実際にTwitterでも生理についての悩みを投稿しているシーメイトさんを時々見かけていたのもあって、何かそういった方へアクションを起こしたいと思っていました。)
そのイベントが起爆剤となり、すぐにほけんしつのSlackを立ち上げて2023年2月現在で約150人ものシーメイトさんにご参加いただきました。
HSPシーメイトさんに向けたイベント「HSPあるある会」を不定期で開催し、「気軽に、フラットに、安心して話が出来る居場所」をコンセプトにしてイベントやコミュニティを企画運営してきました。

時々シーメイトさんとお話しさせていただくと、大変有り難いことに行動力がすごいと言っていただくことがあります。他のシーメイトさんを見ていると、転職したり退職したり、海外に出てフリーランスになったりする方もいらっしゃって、そのような方と比べたら私の行動力はまだまだ小さいものですが、どうにかしたい!と思わせてくれたきっかけ(ライフプランのイベント)があったからこそ、そしてやりたいことを自分らしくやらせてもらえる土壌がSHEにあったからこそ、コミュニティの立ち上げという一歩踏み出した行動ができました。
そして、もともと学生時代からイベントの企画運営に熱中していたのもあって、やっぱり自分はイベントやコミュニティが好きであることに気づくことができました。


SHEに入会してからぶつかった壁と、それを乗り越えた方法を教えてください。

昔から実力主義社会の中で生きてきて、いつしか私は自信の無さから誰かと比較されたくないという理由で逃げていました。
それに加えて、努力が報われなかったり、誰からも認めてもらえないときは、どこまで頑張ればいいのか、先が見えない霧の中をひたすら歩いている感覚になります。
それでもちょっとした希望や淡い期待を持っている自分がいて、それでやっぱりだめだったと分かったら落ち込む…その繰り返しでした。

SHEの中では、自分が企画したイベントで思ったような反応が得られなかったことが何度かありました。
参加者が全然集まらず、まるで否定されたような気持ちになったこともありました。
果たしてこの企画は意味があったのか、何のために企画していたのか、ただの自己満足で開催していたんじゃないか、どうして他のイベントやコミュニティはあんなに盛り上がっているのか、もう私はここにいないほうがいいんじゃないか、なんて考えれば考えるほどネガティブな考えが浮かんできてしまい、悔しくて不甲斐なくてみじめで布団の中で泣くこともありました。
正直、SHEでこんなつらい思いをするなんて思っていなかったです。できれば純粋に楽しみたかったし、しんどい思いをしたくなかったです。
でも、しんどくなるくらいに、無我夢中で、熱中していたんです。
自分が心から好きなことだったからこそ、ここまでどん底に落ちたんです。

それでも乗り越えられたのは、理想の自分や憧れの景色が味方してくれていたからです。
理想があったからこそ、ここで諦めるわけにはいかないと思って、今もどん底に落ちては這い上がってを繰り返しながら進み続けています。

今すぐ無理に他人と比べるのをやめよう、ポジティブになろう、なんて偉そうなことは言いません。
たくさん落ち込んで落ち込んで、それがどんなに時間がかかってもいいし、1人で抱え込まなくていいし、とにかく自分で自分のことをちょっとだけでも認められるようになったら、また立ち上がって、前に進めばいい。落ち込んだときはどん底まで落ち込んでもいいし、自分の好きなものを思う存分食べたり推しに元気をもらったりすると、ちょっと立ち上がれます。
私は昔からあまり要領が良いほうではないのですが、こう考えるといろんなペースがあっていいんだと自己肯定できるようになりました。


ここまでエントリーシートを書いてくださった「ご自身」に、SHEに入会してから今日までの頑張りをふまえて、かけたい言葉を教えてください!

誰かと比較しなくていいんだよ。
成功している人や人気ある人がいても、私は私だよ。
成功が全てではないよ。
どこかにひとりでも私をみてくれている人はいるよ。
誰もがみんなネガティブな気持ちになるもんだし、ネガティブなことを言ったところで嫌われないよ。
自分のペースでいいんだよ。
夢や目標を大事にし続ければ何年かかってもいいんだよ。
絶対に私には素敵な魅力があるから。大丈夫だよ。
いつも頑張ってくれて、ありがとう。


ご自身の次なる新たな目標と、どのようにその目標を叶えていきたいかを教えてください。

Webデザイナーやライターになりたいのはもちろんですが、新たにコミュニティマネージャーになることが目標になりました。
学生時代からイベント企画運営が好きだったことや、SHEでのコミュニティプランナーや自主企画の運営の経験から、これからももっとコミュニティに携わってイベントや居場所づくりをしていきたいと強く思うようになりました。
先日TABIPPOが主催するコミュニティマネージャー養成コースに約2ヶ月参加し、そこで自分がコミュニティをやっていく上でどんな価値観を大事にしているのか洗い出す機会がありました。私が大切にしている価値観は以下です。
・共創:メンバーの知恵や経験から、コミュニティやイベントの中で活かせそうなポイントを見つけ出し、一緒により良いものを作れること。
・安心感:コミュニティに関わる全ての人が、自分らしく安心してリラックスできること。
・調和:性別も年齢も国籍も境遇も学歴も関係ない平等な世界(コミュニティ)であること。
その上で私がコミュニティーマネージャーになってできることは、「困っている人、不安や孤独を抱えている人に寄り添ったサードプレイス作り」だと思いました。
この瞬間、私がSHEメイトのほけんしつを運営していることと線が繋がりました。
SHEでたくさん葛藤して悩んできた私だからこそ、これからも同じように悩んでいるシーメイトさんの味方であり続けたいです。
たとえもしSHEを卒業しても、たくさんの人を幸せにできるコミュニティでコミュニティーマネージャーをしたいです。


その他、もしどうしても伝えたいことや、SHE AWARDSに対して感じていることなどがあれば自由にご記入ください。

今年もアワードを開催していただきありがとうございます。
正直にお伝えすると、今回誰からも他薦をいただけず、とても悔しい思いをしました。
ほけんしつなどの自主企画をやっているのに、よく行動力があると言われるのに、こんなに頑張っているのに、なんで誰からも評価されないんだろうと涙が止まりませんでした。
「他薦してもらいました」という他のシーメイトさんのツイートを見て、素直に喜んであげることができず、すごく落ち込んで、すごく辛くなって、どうしてこんな不平等な制度ができたんだと思いました。
クレームのようになっていたら申し訳ありません。
しかし、この悔しさがあったからこそ、気付かされたこともあります。
それは、他人からの評価が全てではないということです。
もちろん時には他人からの評価が大事な場面もありますが、私自身は「自分が今まで何を大切にして何をしてきたのか」が大事だと思っています。
このエントリーフォームの作成を通して、今こうやって泥臭く夢に向かって生きていられるのは、過去の自分のおかげです。
あの時イベントを企画運営するサークルに入っていたから、あの時SHEに入る決断をしてくれたから、今こうやって自分のことを精一杯讃えることができています。
もしもこのSHEアワードの舞台に立たせていただけるのであれば、受講が進まなくてふさぎこんでいたり、誰かと比較して落ち込んでいたりするシーメイトさんに、全力で自分のペースでいいんだよ、大丈夫だよと伝えたいです。
最後に、このエントリーフォームで今までにないくらい自分に向き合い、表現できたと心から思っています。
このような機会をいただき、またここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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