【私の働き方実験】 中間報告
あっという間に10月も中旬に差し掛かってしまいましたが、実験の中間報告をさせていただきたいと思います。
・ 前半の活動について:様々なイベントへの出席
実験の前半は、計画を立てた直後に家族が夏休み突入となったことで、制作活動はほとんどできませんでしたが、時々イベントに出席させていただいていました。
その中の一つ、CreativeLABの「好きるチャレンジ」で、やぶなおさんの講座に参加させていただいた際にお話しされていた、自分の中にブレない軸(コンセプト)を持つという言葉が刺さり、当時ちょうど今までの人生の棚卸しのようなこともしていたので、「自分が好きなこと、追求したいことは一体なんなのか?」と改めて深く考える機会を与えていただきました。
講座のあと、有難いことに一対一でお話する機会をいただき、その際にそれまでの自分の過去の経験や、まとまっていない頭の中を聞いていただいたのですが、そこで「英梨さんは”自然”に対する興味が強いんですね」と、サラッと言っていただいたことが、私の中での無意識を自覚する瞬間となりました。
それまで「自然は好きだけど、きっとそれは周りの人たちも同じだろう」と思っていたのですが、やぶなおさんによる分析によると、私はその感性が非常に強い、とのことでした。
このように客観的な視点で指摘をしていただけたことで、
自分の当たり前は、決して人の当たり前ではない
と、改めて気が付くことができました。
例えば、コンピューターのプログラミング言語などは、私にとっては見ただけでも頭痛がしてくるような気分になりますが、人によってはそれが「ワクワク」に変わる。非常に興味深いです。
確かに自分のこれまでを振り返ると、何か壁にぶつかったり、苦しいこと、悲しいことがあると、山に登ってみたり、竹林へ行ってみたり、農業ワークショップに参加してみたり、都会にポツンと佇んでいた観葉植物いっぱいのカフェで、疲れ切った脳を休ませてみたり。。無意識のうちに自然を求めていたなぁと思います。そうすることで、マイナスだった心がなぜか満たされ、エネルギーが復活する。体験するたびに、自然の持っている力は不思議だなと思います。
自然植物をテーマに銀粘土製作をしたいと思ったのも、思えばこういった経験が元となっていました。
やぶなおさんのお話は、自分の過去と少し通ずるようなところもあり、お話一つ一つが自分の中の潜在意識を言語化してくださっているようで、じんわりと納得できる部分も多く、とても勉強になりました。
人生の棚卸しをしてテーマが明確になると、不思議と制作への意欲が湧き、9月は思いつくままに作業を少しずつ進め、スウェーデンの短い夏のあいだにしか見ることができない植物たち(と、海岸で拾った貝殻など)を、時が過ぎ去る前に形にしようと、いくつか制作してみました。
・ 最大の難関:SNS発信
制作の方はゆっくりと進み始めたのですが、本来の実験内容のはずの「SNS発信」は全くうまくいっておりません。。
「デジタルに弱い」という頭の痛い事実に加え、「公への発信は、もっと苦手だった…」ということを、改めて実感しています。
でもフリーランスとして働く以上、発信活動の重要性については身に染みて感じているところなので、これについては今後乗り越えなければいけない、最も大きな課題だなぁと痛感しているところです。
(自意識の問題でもあるのかな、と思うので、場数を踏んで少しずつ克服していけたらと思います)
・ 収益化に向けて
「新しい働き方LAB」という名称の通り「自分なりの新しい働き方」を創造するためのもう一つの目標として「収益化を目指す」というところも念頭に入れています。
銀粘土は、まだまだ知名度が高くない上、扱い方が分からないと失敗してしまったり、純銀という特性上、他の素材に比べると材料費がかかるということもあり、なかなか一般的に広まりにくいのかなと思うところもあります。
ところがその反面、本物のシルバー製品を自宅で作れるとなると、貴重な思い出を自らの手で純銀にして形作ることのできる、多くの可能性を秘めた素晴らしい素材とも感じているので、その楽しさをできるだけ多くの方々へ伝えることができたらいいな・・という思いから、 セミナーやワークショップの開催についても検討をしています。
有難いことに、運営サポートの吉田先生が開催してくださった「オンラインセミナーの開催方法」で細かな疑問点を解決することができたり、【新しい働き方LAB】の運営をされている方々も親身に相談に乗ってくださったり、研究員仲間の方々も様々な有益な情報をシェアしてくださるので、「厳しいかな・・」と思い込んでいたことにも、少しずつ挑戦する勇気が湧いてきていて、改めて、この実験活動に携わらせていただけて良かったなぁと、しみじみ感じているところです。
相変わらずデジタル操作には四苦八苦していますが、もしもセミナーやワークショップに参加ご希望の方がいらっしゃれば、実験期間内に一度でも開催できたらいいなと思っています。
気が付けば、実験期間も残すところ1ヶ月半程度となりましたが、あまり焦らずに、現在自分のできることの可能性を探っていけたらいいなぁと思います。