脳のパフォーマンスを最大まで引き出す: 神・時間術
アウトプットの神様とも言われる精神科医の樺沢紫苑先生が、2017年に出版したベストセラー
『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』
樺沢紫苑先生曰く、
人の4倍仕事をして、2倍遊ぶ「神がかった時間術」
です。
ちなみに、樺沢紫苑先生が実践しているタイムスケジュールがこちら。
「毎日同じ時間に眠って同じ時間に起きて同じ日課をこなすことが、最も脳のパフォーマンスをあげるのです。」
とのこと。
〈内容ポイント〉
・早朝(起床後2〜3時間)→自己研鑽(読書、英語の勉強)
・午前中の集中力が高い時間帯→集中仕事(執筆や会議資料作り)
・午後の集中力が落ちてきた時間帯→非集中仕事(手紙やメールの返信)
「同じことを繰り返すことで、それが強化されていきます。身体がリズムを覚えているので、決まった時間に最高のパフォーマンスを発揮できるのです。」
なるほど!
自分のスケジュールを再確認して改善してみよう!
また、この本には衝撃的な言葉がせいぞろい。
時間」は、人生の「通貨」です。
「時間の使い方」は、あなたの「人生の使い方」だ!
時間術を制するものが、人生を制し、仕事で成功し、幸せな家庭を築くことができるのです。
ここまで言われたら、樺沢紫苑先生の時間術を試してみたくなりませんか?
【私がこの本で学んだこと】
・脳が働きやすい時間帯に大事な仕事をおこなう。
・休憩を挟みつつ仕事をすると集中力が維持できる。
・効率よく仕事をすることで生まれた自由時間を、趣味や自己研鑽の時間に使う。この繰り返しが、今より豊かな人生に繋がる。
【こんな人にオススメ】
①「1日が24時間じゃ足りない!」もっと自由に使える時間が欲しい!
②いろんな時間術を実践して、時間を作れば作るほど忙しくなるのはナゼ?
③集中力が続かなくて、やるべき仕事が終わりません!
① 「1日が24時間じゃ足りない!」もっと自由に使える時間が欲しい!
⬛︎結論:「集中力」を軸に、作業(仕事)の割り振りを考えましょう。そうすることで、より多くの自由時間が手に入ります!
脳科学的に最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それに合った仕事をすることで、仕事の効率を2倍以上に高めることが可能!仕事を早く終わらせることができれば、自由時間が増えます。
【脳のゴールデンタイムを活用して、時間効率4倍】
午前中は脳のゴールデンタイムです!朝起きてから2〜3時間は脳が疲れていません。さらに脳内がとても整理された状態なので、脳のパフォーマンスが1日で最も高いのです!この時間帯に高い集中力を要する仕事を行いましょう。
【朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術】
朝起きた直後の脳は「片づけられて何も載っていないまっさらな机」です。
〈まずやるべき作業〉
一日の時間の使い方、時間の割り当てを決めよう!
ステップ1 To Do リストを書き出す
ステップ2 To Doリストの順番決め
※1日のスケジュールを仕事の流れとしてイメージ
※最も集中力を要する仕事に「⭐︎」をつけ、この仕事を午前中におこなうコト!
集中力が高まっている時にやりたい集中仕事とは、「資料作り、文章を書く」などの重要な書類作りです。
朝のスッキリとした頭で考える文章と、夜中の疲れ切った頭で考える文章では質が異なります。
大切な仕事や間違えられない仕事は朝やるべきです!
メリットとして、「今日やる事を書き出す→午前中(集中力が高い時間帯)に、何をおこなうか決める」ことで、集中力を切らさずに流れるように仕事をこなすことができます。
〜myびっくりポイント!〜
アメリカ人は17時ごろになると帰る。
そして仕事が終わらない時は翌日の朝早くに来て仕事をする。
残業をする日本人と、翌日仕事をするアメリカ人。
彼らは、脳のパフォーマンスが低い時に時間をかけて仕事するのではなく、脳が整理されている朝に効率よく仕事をする。
のだそう。確かに、アメリカ人は早く帰って家庭を大切にするイメージがあった。でもそれだけではなく、『集中力が高い時間に効率良く仕事をしたい』という意識があるのだと初めて知りました!
②いろんな時間術を実践して、時間を作れば作るほど忙しくなるのはナゼ?
⬛︎結論:確保した自由時間を仕事のために使っていませんか?自由時間は「自己投資」のために時間を使いましょう!
この本で紹介する時間術は「忙しさから解放される方法」です。
時間術によって生まれた自由時間を仕事のスキルアップのための「自己投資」に使いましょう!
仕事のスキルアップをすれば、今までと同じ仕事を、より短時間で片づけられるようになります。
すると、さらに自由時間が生まれます。
その時間を、さらに「自己投資」に使う。
さらに、仕事のスキルアップをする。という、
『自己投資と自己成長、時間創出の無限スパイラルが生まれるのです。
〜自分への問いかけ〜
自分は何をするための時間を生み出したいんだろう?
仕事のため?
勉強のため?
家族のため?
結局どこで時間を生み出せて、どこに投資できたのか分からなくなっちゃう。それじゃ今までと変わらない。
↓
生み出した時間で仕事をするのではなく、自己投資をしよう!そうすると自分が成長できる◎読書や筋トレでスキルアップにつながる時間の使い方で「自己成長のスパイラル」を起こそう!
③集中力が続かなくて、やるべき仕事が終わりません!
▪️結論:脳では集中力が高くなったり低くなったりというリズムを刻んでいる。リズムに逆らうのではなくリズムに上手に乗る。つまり「集中力の波乗り」をすることが、集中力を最大限活用する仕事術の基本となります。
集中力には、「集中の深さ」と「持続時間」がある。
【集中力を最大限活用する仕事術】
ヒトが集中できる時間単位は「15分」「45分」「90分」です。
集中力には、高い時と低い時がある。
低い時に頑張っても成果は上がらない。
15,45,90のリズムに乗ることで集中して仕事が出来るのです。これが「集中力の波乗り」です。
例)
原稿執筆を90分したら休憩を5分入れる。
単純作業を15分したら休憩を5分入れる。
集中力(仕事効率)×時間=仕事量
同じ時間を作業に費やすとしても
集中力が高い時の仕事量>低い時の仕事量
となるのはわかりますよね。
では集中力が落ちてきたら、どのようにして集中力を取り戻すのでしょうか?
【制限時間仕事術】
なぜ、夏休みの宿題はラスト1日で終わるのか?
答えは、人間は追い込まれた時に最高のパフォーマンスを発揮できるから。
脳内でノルアドレナリンが分泌され、集中力が高まり、学習能力を高め、脳を研ぎすまします。
結果として脳は最高のパフォーマンスを発揮するのです!
確かに!ドラゴンボールの孫悟空もワンピースのルフィもやられるギリギリ死の直前でさらにパワーUPして敵を倒しますよね!
【ケツカッチン仕事術】
締め切り厳守の方法!
「締め切り期限直後に大事な予定を入れてしまう」というもの。
例-1)17時までにブログを書く。→18時に保育園のお迎えに行く。
例-2)5日までに提出書類作成する。→7日から海外旅行に行く。
あらかじめ予定を入れておくと約束厳守できる!
【運動後は第二のゴールデンタイム】
30分程度の有酸素運動によって、その直後から学習機能、記憶能力、モチベーションがアップします!
よって、運動をすることで集中力を取り戻せるのです。
有酸素運動:脳を育てたり意欲を高める物質分泌!
〈結果〉
集中力/記憶力/思考力/作業遂行能力など脳の機能UP筋トレでも同効果アリ◎
〜私からもオススメ〜
普段パーソナルトレーナーをしている私からも運動はオススメ。皆さんも運動をして気分が良くなったことありませんか?集中力を高めたい時はもちろん、気分が落ち込んだ時や、座りっぱなしのデスクワークが続いた時にもオススメです♪
いかがでしたでしょうか。今回紹介したほかにも、素晴らしい時間術が載っていますので興味を持った方はぜひ
精神科医 樺沢紫苑
『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』
をお読みいただけたらと思います。
最後に、樺沢紫苑先生の名言を一言。
朝起きるときの生活習慣で「1日」が決まる。寝る前の生活習慣で「人生」が決まる。
時間をムダにしたくない人ほど睡眠を大切にしましょう。
このような本も出されているので、よろしければ読んでみて下さいね。
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