Weworkと高等教育--教育ログvol.1
WeWork Recently Sold Its Education Businesses. Now It’s Turning to Education for Business.
#一行でまとめると
WeWorkはキャンパスにいけない学生向けに、オフィス環境の提供を検討している
#箇条書きで要約
・WeWorkは未就学児教育とコーディング教育の事業を売却した
・オフィス事業での空室を大学教育に利用しようとしている
・大学側はコロナ影響で通常のキャンパスに戻すのが難しいと考えている
・でも学費は減らしたくないため、対面のコミュニティーを提供する必要あり
・Weworkはアメリカで州をまたぐ移動ができない学生にオフィスを提供
・安定したインターネット環境や勉強部屋のない学生に役立てている
#自分に与えられた影響
生まれた環境によらずチャンスを与えられる社会を作りたい、と考えてきた。そこにはインターネットへの接続が必須だ。ただし家にインターネットを引きデバイスが提供されるだけでは、自分の見聞を広めて目標を設定するような行動は起こらないのではないか。そこには、達成のロールモデルなり、何か当人を導く環境も合わせて提供されなければならないのでは、というのが私の考えだった。
だからこそ、空間をそもそも持っているWeWorkが、教育機関を手を組むことは興味深い。疑問なのは、なぜ高等教育機関なのかということだ。否、その答えは高等教育機関からしか広くお金を集めることができないからなのだろうが(一部のリッチ層は早期教育にも同等以上のお金を出すが、リッチ層以外においても高等教育であればある程度までお金を出すことが多い、という意味)、なぜ高等教育機関にのみ消費者は高額のお金を払って仕方がないと思うのだろうか。
視点をマクロにうつすと、高等教育機関に民間の力が流入し、早期教育にはあまり介入されない流れで、果たして全体の投資効率は高いのだろうか。
引き続き考えてみたいのは以下2点
①なぜ高等教育機関に民間は手を組みやすいのか
②貸しオフィス事業以外で、子供への学習環境アクセスを支える空間を提供できる業種はないか
#次に読むべきトピック
・高等教育は格差是正にどう影響するのか
・空間づくり、特に教育文脈において
・教育におけるロールモデルや環境(学習/生活ともに)の効果
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