UIUX改善は誰でもできる
最近、社内で「UIUXの改善は難しい」「プロでなければ難しい」という声が聞かれます。しかし、私はこれらの声には過剰に考えすぎている部分があるのではないかと感じています。UIUX改善は、プロダクトを作る上で抑えておかなければならない重要なポイントであり、誰でもある程度は実践できることだと考えています。
何をやるか
以下が通常の流れですが、内容によっては、4をスキップしてそのまま「ABテスト」に進めたりもできます。短いスパンで進めていくと、データがたまってきてもっと短いスパンで進めることができます。
課題の特定:まず、ユーザーが直面する課題や問題を特定し、解決するための優先順位を付けます。ユーザーのフィードバック、分析データ、ユーザーテストなどから情報を収集します。
解決策の検討:次に、課題を解決するための複数の解決策を検討します。これには、既存のUI/UXを改善する方法や、新しい機能を追加する方法などが含まれます。
プロトタイプの作成:最も有望な解決策に基づいて、プロトタイプを作成します。これにより、アイデアを実際にテストすることができます。プロトタイプは、低コストで簡単に変更できるように作成する必要があります。
ユーザーテスト:プロトタイプを使用して、ユーザーテストを実施します。この段階では、ユーザーが実際に使用してみて、提供された解決策が彼らの問題を解決するかどうかを確認します。
フィードバックの収集:ユーザーテストから得られたフィードバックを収集し、データを分析します。このプロセスでは、プロトタイプがどのように機能しているか、どのような改善が必要かを特定することができます。
改善の実施:収集したフィードバックに基づいて、改善を実施します。これには、UI/UXの変更、新しい機能の追加、問題の修正などが含まれます。
継続的な監視:改善を実施した後も、UI/UXを継続的に監視し、問題や改善の機会を特定し続ける必要があります。ユーザーのフィードバックや分析データを継続的に収集し、UI/UXを改善するプロセスを継続します。
UXデザイナーが重要視するべき能力について
以下視点が掲げられますが、自分事ととらえて仕事をしている人は誰でも持っている視点だと思います。
UXデザイナーが重要視するべき能力についてご紹介したいと思います。
1.ユーザー中心の設計
UXデザイナーは、ユーザーの視点を重視し、ユーザーが抱える問題やニーズを理解することが必要です。ユーザーの行動や感情、ニーズなどを調査し、それをもとにユーザーが求める体験をデザインすることが求められます。
2.経営視点
UXデザイナーは、単なるデザインのみならず、ビジネスの観点からも考える必要があります。具体的には、ビジネス目標を達成するために、どのようなユーザー体験が必要であるかを理解し、その目標を達成するためのUXデザインを行うことが求められます。
3.コミュニケーション
UXデザイナーは、クライアントや開発チーム、マーケティングチームと密に連携しながらデザインを進める必要があります。また、UXデザインには説明力やコミュニケーション能力が必要となるため、自分の意見を明確に表現し、フィードバックを受け入れ、それをデザインに反映させることが求められます。
まとめ
自分の担当しているサービスを良くしたいという気持ちは誰でも持っているはずです、いつもの「提案」に上記フローの中で足りない箇所を追加していく事から進めてみてください。自分から発信していく事が重要です。