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麦編みについて

麦編みレッスンを開始するべく、只今準備中ですが、レッスンを始める前に、麦編みについてお話しておこうと思います。

まず初めに、「麦編み」というのは私の勝手な翻訳であることをご承知おきください(._.)

本来ならstraw weaving=「麦藁織り」と訳すべきところですが、実際の手仕事を実感として訳すと、「麦編み」となりました。

この麦編みは、ヨーロッパでwheat weaving(小麦の藁 織り)やstraw weaving(麦藁 織り)、あるいはcorn dolly(米英語で穀物人形)と呼ばれる古い手仕事です。

ヨーロッパでは古くから穀物の中に精霊が住んでいると信じられ、収穫で穀物を刈り取ると精霊の家がなくなってしまうと考えられていました。そこで、収穫の最後の束から作られた藁の母の人形(corn dolly)に精霊が宿れるようにし、次のシーズンに畑に漉き込まれるまで冬の間は家の中においていたそうです。

そのような精霊への信仰もありながら、麦わらは多様な生活道具を生み出してきました。

産業革命以前には麦わら帽子やボンネット、ロープやかごなど多種多様な用品が手仕事で作られていましたが、1900年代半ばまでにはそれらの仕事はほぼ失われたとされています。

幸いなことに、イギリスで1960年代にはこれらの技術を再現、開発するストローアートへの関心が復活し、改良を加えられながら現在まで伝わっています。


麦編みコースでは、特にクリスマスオーナメントとして使えるような形を作っていきたいと思います。

ぐるぐると回転させながら編んでいく、日本の蛍かごに似た形や、天使やトナカイなどの形も楽しく作れますよ♪

ストロースターやヒンメリと比べると、温かみのある素朴な手仕事という感じがします。ぜひ楽しんでくださいね(^^)/

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ストローオーナメントを手作りしましょう。麦わらで作るクリスマスオーナメントです。ベルやキャンディーの形、トナカイや天使の形など、麦藁でナチ…

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あたたかいお気持ち、とても嬉しいです。活動の原動力(珈琲や自分のメンテナンス)にさせていただきます! ※麦藁の普及については、一旦「BASE」にて各種麦藁を取り揃えましたので、活動終了としました。今後はSeedingSchoolの各教室にて育て、普及することを目指します。