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回転・スパイラルの話

こんにちは(^^)/

今日は以前から面白いなと思っていた回転とスパイラルの話をしたいと思います。

先日、ソダスのコースをアップしまして、その中で、ソダスは常に回転し続けていることが大切というお話をしました。

ソダスの形の意味が分かると、おのずとその理由が分かると思いますが、気になる方はソダスコースへどうぞ(^^)/


それで、今回は回転とスパイラルについて、以前に書いたブログの内容と最近の関心から、書いてみたいと思います。

長いですので、お時間のある時にお願いします(笑)


まず最初に、今、立ち上がってその場でご自身がぐるぐると回ってみることが出来ますか?

そうです、立って、背骨が中心になってその場でぐるぐる…




いま、どちらの方向に回りましたか?


右回転ですか?左回転ですか?

それとも、めんどくさいから回っていませんか?(笑)

いいんです、その場で回転したことを想像したとき、どちらの方向に回っていましたか?


これは利き手にも関係するそうなのですが、右回りの人が多いようです。

私は、右回りは安定して回ることが出来ます。

左回りは少し中心軸が安定しません。少しブレるというか、ふわふわします。


このあたりのことについて、2019年のブログから引用して紹介したいと思います。ちょうど、オリンピックでフィギュアスケートを見ている方もいらっしゃるかと思いますので、この観点もあると面白いと思います。


以下、引用

普段何気なく回している蛇口、


ドライバーで押し込むネジ、


小学一年生の息子が持って帰ってきたアサガオのツル、


スイカ割りの時にぐるぐる回る子供…


これらの回転に、法則があるってご存じですか?



それは、このような法則です↓


・右回り(時計回り)= 下降する (収縮)


・左回り(反時計回り)= 上昇する (拡散)



蛇口を締めるのは右回り(下降)、

ドライバーでネジを締めるのも右回り(下降)、


アイススケートでトリプルアクセルは左回り(上昇)、

バレエダンサーの回転(その場で回ることが多い)は右回り(下降)。


そしたら、植物のツルはどうなってると思います?

こうなっていました。


アサガオのツル

画像1

ヒルガオのツル

画像2


これね、右回転か左回転かは見る視点で違ってしまうのですが、

植物から見て、あるいは植物自身がどう回転しているかを考えるほうがよいと思うんです。

そしたら、左回転してますよね。

左回転で上昇しています。

(引用終わり)


実際には、フィギュアスケートでも右回転でジャンプをする選手もいて、それは「逆回転」と呼ばれていたり、

植物でも、右回転をしているものや、途中で回転が逆になるものもあったりと、あれ、違うなぁというものも発見すると思います(笑)。観察してみると面白い発見があるかもしれません。


また、ブログの中でも少し触れていますが、右回転、左回転という呼び方は、視点をどこに置くかで変わってしまいます。

アサガオの例で言えば、アサガオ自身の視点で考えると支柱という中心に対して蔓を左周りに回転させて絡みついていきますが、地面から見ると右回りに回っています。なので、これが右回りだという人と左回りだという人で、色々論争?があったようで、学術的にも変遷してきたようですよ。

植物の体幹がどこなのかによって違ってきてしまうのかなとも思いますが、今回はとにかく、植物自身が軸に対してどう回転しているかを見ると、左周りの上昇に合致していました。面白いですよね(^^)


皆さんはお米を研ぐとき、どっちに回していますか?

うちの母は左回り、私は右回りなんですが、左回りのほうがよさそうですよね(笑)糠がよくとれそう(笑)

ソダスの話もそうですが、「回転すること」にはとても重要な意味があるように感じます。

私たちの過ごしている時間は、もしかしたら直線的なものではなく、回転しながら進んでいるスパイラルのようなものなのかもしれません。

1日、1週間、季節のある1年、あるいはもっと大きなサイクル、、、

当たり前のようでいて、なぜか忘れがち。せかせかと日々を乗り越えていく感覚だと、そのリズムを感じる暇がありませんよね、私もそうなんです。

リズムを感じながら、リズムに乗ること、大事だなと思います。

リズムに乗るには、まずは感じないと始まらないですね!(^^)喜びをもって感じていきたいものです。


また、私はたまに糸紡ぎをするのですが、これもまた回転です。単純に、羊毛を回転でねじっていくことで糸を紡いでいくのですが、なんか深い…!

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「紡ぎだす」という言葉に表れているような気がしますが、何か自分だけの独善で作り出すのではなくて、

時間なのか、自然なのか、もっと大きなところのもの を感じながら、生まれてくるような感覚があります。


先日、サークルの方へはシェアさせていただきましたが、ベラルーシの麦藁細工の先生は、スパイダー(ベラルーシでのヒンメリの呼び名)は、回転によって「人生の糸を紡いでいる」と教えてくれました。

インド独立の父、ガンジーは、糸紡ぎをするための道具ーチャルカーを独立の象徴としていましたが、「チャルカは一回転するごとに 平和・親善・愛 を紡いでいるのです」と語っていたそうです。

なんだか、心があたたかくなるような言葉たちですよね。(;_;)


以上、ヒンメリ、ソダスにとって重要な「回転・スパイラル」ということについて、色々な観点から巡ってきました。

皆様にとって少しでも感じるものがありましたら幸いです(*^^*)



あたたかいお気持ち、とても嬉しいです。活動の原動力(珈琲や自分のメンテナンス)にさせていただきます! ※麦藁の普及については、一旦「BASE」にて各種麦藁を取り揃えましたので、活動終了としました。今後はSeedingSchoolの各教室にて育て、普及することを目指します。