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クラリネットを極める(高校編)

その後音楽コースのある高校に入学し、コースならではのソルフェージュ、新曲視唱、音楽理論等音楽の授業も受け、吹奏楽部に入部しました。

高校ではクラリネットは人数が10人以上いました。
環境が違うと楽しみ方もまた変わりますね。
高校生になって、友達と楽器の消耗品(リード等)を買いに行くことができたのも、楽しみのひとつでした。

音楽コースはテスト期間に実技テストもある為、私の場合は日中は実技の練習、夜中は筆記の勉強というなかなかハードなスケジュール。
入学できたのはいいものの、初めてのクラリネットの試験、何を吹けばいいのかさっぱりわからず、、、
結局市販の曲集の簡単な曲で挑みましたが、点数は平均以下。

困り果てている頃クラリネット専攻の先輩に先生を紹介して頂き、高1からクラリネットを習い始めました。

当時は恥ずかしいくらい無知でしたので、クラリネットを教えてくれる場があるんだなぁ…と知った瞬間でもありました。

周りのみんなは音大を目指している人も多く、友達の話を聞いたりレッスンに通い始めるうちに、私も自然と音大受験が目標になり、ひたすらに頑張る日々の始まりです!

やっとみんなと同じ位置に立てた。と思いました(笑)
全然吹けない状態なので叱られることも多かったのですが、習える事の安心感は半端なかったと思います。

とっても残念なのですが、楽しい青春の1ページになるはずだった吹奏楽部は、高1の3月で辞めることになります。

音大受験の目標達成するために、ピアノ、ソルフェージュ等を習わなければならなかったからです。
習わなくても受験はできますが、上達したかった(みんなに追いつきたかった)、知りたかったという気持ちを優先した結果です。

吹奏楽部が嫌だったわけでも、部活の時間が邪魔だったわけでもありません。
自分のためのポジティブな決断です。

このように、自分で決断しながら徐々に生活を変化させていった高校時代。

自ら動かなくても発表の場を頂けて、音楽の知識も増え、自分の苦手を発見することができ、恵まれた環境に感謝しかありません。

〜続きます〜

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