無題
最後のnoteを書いてからちょっと時間が経ってしまった。
正直ここ何ヶ月かはまったく執筆する気力が起きなかった。このnoteを書いている今も、モチベーションはかなり低い。仕事でも原稿を書く機会はほとんどなくなったし、ますます執筆から遠ざかっている。
思えばこんなに長い期間、文章を書かない/書く気力が起きないということは今までなかった。高校生くらいから「文を書くのが好きだ」と自覚し始め、それからはSCHOOL OF LOCK!の掲示板や自分のブログに好きな音楽の話なんかを書き、社会人になったら休日、昼休憩中、出勤時や帰宅時の電車の中など隙間時間を徹底的に使ってライブレポートや作品レビューなどを書いていた。
それなのに今は、執筆に対してあまり興味を持てなくなってきている。
これはもしかしたら、自分が何かしらの分岐点に立っているということなのかもしれない。
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※※※ここから少し暗い話になります。重い気持ちになりたくない方は読むのを避けてください。※※※
自分にとっての2020年は、希望と絶望が両方とも強く強く胸の中で渦巻いていたような1年だった。
いうまでもなく、昨年は例のウイルスに世界中が脅かされた。自分も行きたいと思っていたライブは中止になるし、近所の飲食店は何軒か閉店してしまうしで、エネルギーが補充できずメンタル的にかなり参っていた。
そんな中、さらに追い討ちをかけるような出来事が起こった。
知り合いが立て続けに2人、病気で亡くなったのだ。
ひとりはもう何年も会っていなかったいとこ。若くして病を患い、30代で亡くなった。
もうひとりは仕事先で大変お世話になった方。いつも元気で明るい方だったのに、急にいなくなってしまった。
2人ともまだ若すぎる年齢だったので、ひどくショックだったし、その先にあったはずの彼らの人生を思うと胸が痛んだ。なんで人生ってこんなに残酷なんだろうかとか、なんでいい人ばかりが先にいなくなってしまうんだろうとか、そんな疑問が頭の中で鳴り止まなかった。
そこからまだ立ち直れないでいるうちに、再び悲しみはやってきた。私とほぼ同い年の芸能人たちのニュースを聞いたのだ。
特に赤い公園の津野米咲ちゃんの報せはこたえた。EMI ROCKS 2012で受けた衝撃とか、大学時代に軽音サークルで友達に誘われて、無理に米咲ちゃんのギターのフレーズをコピーしようとして結局自然消滅したこととか、とにかく彼女にまつわる思い出がたくさんあった。
このニュースに触れた10月以降は、おのずと“あちらの世界”がより身近にあるような感覚になっていた。明日が来るとは限らないかも、と思いながらベッドに入った夜もあったし、自分の部屋の隅とか押入れの奥とかにある暗がりが、実はあちらの世界への入り口なんじゃないか、そのうち自分も吸い込まれるんじゃないか、みたいな幻想を抱くこともあった。
そんなメンタルだったからか、自分が一番情熱を注いでやってきた「原稿を書く」という行為にすら、だんだん興味をなくしていった。心の中がすっからかんすぎて、文章を書きたい、アウトプットをしたいと思えなくなっていたし、文を頭で考えること自体も面倒だと感じていた。特に10月〜11月の自分は、仕事以外は1日中音楽を聴いたりゲーム実況を観たりするだけの、完全受身体制に入っていた。
(ちなみに10月・11月はユニゾンやずとまよ。のライブの感想をアップしていますが、あれは強く心を動かされた衝動から書いたもので、ライブ以外の日は完全に執筆する気力が失せていました)
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泥のようなメンタルでありながらも、私が2020年を生き抜くことができたのは、やはりエンタメがあったからだと思う。
昨年はなんといってもプロ野球に熱中した。初めて契約したDAZNで毎日毎日ジャイアンツの試合を見まくったし、9月からは入場者数の制限が緩和されて現場にも行けるようになり、週1で試合を見に行った月もあった。
そして、私の人生に新しい“推し”が加わった。名前を言うのはなんとなく恥ずかしいからやめておくけど(とはいえ別記事で言ってる笑)、カリスマ的な身体能力と野性味あふれるプレーで観客を魅了するような子だ。彼が活躍するたびに胸が躍ったし、「来季も楽しみだな」という生きる理由ももたらされた。部屋に飾ってある彼のグッズは、今やお守りのような存在になっている。
…あと、「状況が落ち着いて推しに直接サインをもらうことができる日が来るかもしれないから、それまでにこのだらしない体をどうにかしよう!」と急に思い立ち、12月頭から筋トレを再開したのも精神的な支えになった。
自分は昨年の4月〜6月は頑張って筋トレをしていたものの(こちらも過去記事に書いています)、7月〜11月はサボり気味になり、1日1個コンビニスナック&スイーツ生活に逆戻り。でも30代に入ろうとしている年齢でもあるため、「自分の体を変えるなら今しかない」と思い、再びスタートした。
筋トレは若干きついけど、毎日ちょっとでもやると体が劇的に変わってくる。それが嬉しくて、逆にトレーニングが楽しくなって、鬱々とした気持ちがだんだん晴れていった。ぶっちゃけ今は、文章書くよりも運動に夢中。笑 自分に自信を持てるようになれたし、推しには本当に感謝だ。
また、やっていくうちにダイエットの意識もさらに高まり、カロリーの高いおやつは1週間に1回とかに抑えられるようになった。おまけにファスティングにも挑戦。この原稿を書いている今は、ちょうど回復食1日目。どのようなファスティングをやったのかも、あとでnoteに紹介しようと思う(書くモチベーションが低いとか言っておきながら…笑)。
最後に、やはり音楽にはお世話になった。私とは切り離せないものだなと改めて感じたので、2特に刺さったライブや音楽作品を載せておこうと思う(いずれも2020年のもの)。
●ライブ(記事があるもののみ)
●音楽作品(順不同)
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いつだって自分たちはあの世と表裏一体で、オセロをひっくり返すみたいに人生が一瞬で終わってしまうこともある。だから、ありきたりだけど、やっぱり悔いのないように生きたい。2020年を経て思ったのは、そんなことだった。
とはいえそんなに真面目に考えすぎず、これまでと同様に“生活が破綻しない程度に遊び倒す”を2021年は実行していきたい。環境が許すならば大好きな石巻や北海道に行って美味しい魚とか食べたいし、ライブ遠征もしたいし、野球遠征もしたい。あと自分に自信がついてきたので、久しぶりに恋人がほしいなとも思っている(今までは趣味に熱中しすぎてそんなこと思わなかったけど笑)。
あの人たちのことも時々思い出しつつ、「生きてるだけでOK」と己に言い聞かせつつ、この1年間も乗り切っていこう。
書くモチベーション低いとか言っておきながらまーた長々と書いてしまった。
これからもnote続けるかわからないけど、2021年もよろしくお願いいたします。
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