日記:ライブ遠征と友
先月の中野サンプラザのライブが素晴らしすぎて、速攻「おかわり」したくなって、気がついたらチケットを買っていた。
Base Ball Bear@新潟LOTS 公演。
私にとって、2年ぶりのライブ遠征。
そして、2年ぶりのBase Ball Bearのライブハウス公演だ。
ライブについて
ライブの感想は、自分のツイートにだいたい書いたからベタ貼りしつつ、言い足りなかったことを追記します(曲や演出については触れません)。
【ツイート】
Base Ball Bear@新潟LOTS
2年ぶりのライブ遠征に行ってきた~!今日のライブはツアー初日よりもバッキバキに仕上がってて、途中で「この曲、こんな盛り上がる曲だったっけ…」って驚いたり、心の中でめちゃくちゃ絶唱したりした。こいちゃんが「ツアーってこういうものだったよな、ってわかってきた」
って言ってたけど、まさにそのとおり。あと、ライブハウスでベボベを観たのも2年ぶりで、3人の演奏を久しぶりに手元まで見れた。特に堀くんがある曲でめちゃくちゃに感情を込めて叩いていたシーンは響いたな。
個人的に今回のツアーはかなり「しみる」。湯浅脱退直後のツアー並みにエモいと思った。
→今回はライブハウスで、お客さん同士の間隔が空いていたので、3人の手元までよーく見えた。
そしてその「よく見える感じ」に、「昔新潟LOTSでライブを見た時、最前列付近で、モッシュに呑まれながらこいちゃん・関根嬢の手元をじっと見つめたり、堀くんと目があったりして嬉しかったなぁ」という過去の思い出がフラッシュバック。
やっぱりまた満員のライブハウスでベボベのライブを見たいな、と思った。
それから、堀くんのドラムがすごく感情的だったのも印象に残っている。
ドラムセットに突っ込みそうな勢いでヘドバンしながらビートを刻む姿を見て、「これよこれ!これが堀之内大介よ!!!」って思ったし、変な表現だけど「私の中にBase Ball Bearが帰ってきたーーー」っていう感覚になった。笑
あと、ツイート中にある「湯浅脱退直後のツアー」というのは、2016年3月(湯浅の脱退発表からわずか3日後)に開催された「LIVE BY THE C2」のこと。
今回のツアーも「LIVE BY THE C2」も、「困難に面しつつも、ライブを重ねることで、ツアーが(バンドが)育っている」と感じられ、似た種類の感動を抱いた。
【ツイート】
あと、地方のライブハウスの良さもすごく感じたな。お客は好きなバンドが自分の都道府県に来てくれたことを喜んでて、演者は地方に行けたことを喜んでいる。ライブハウスという客と演者の距離が近い会場だと、お互いの思いが伝わりあってる感じがするんですよね。今日はその雰囲気もすごくよかった。
コロナ禍で座席つきのライブに行くことが多くなった今。自分のなかで「席がある」ことが当たり前になってきていたけど、そんな時に改めてライブハウスの良さを確認できたことはとても大きい。何よりメンバーたちのテンションの高さが、それを証明していたように思う。いやー、本当にいいライブだった!
→「ライブハウスの大切さ」について追記。
コロナ禍以降って、今まで主にライブハウスでライブをしていたバンドも、ホールみたいな座席付きの会場でやることが多くなった気がする。
で、お客さんがそれに慣れちゃって、会場が座席ナシのライブハウスだと「えー疲れるー」みたいなテンションになっちゃうんじゃないかって思う。
でも今回のライブを見て、
【会場がライブハウスの場合】
→座席はないが、ステージとの距離が近い
→客は踊るしかない
→バンド側はそれを見て嬉しくなってパフォーマンスにより熱を込める
→それを見た客のテンションがまた高くなる
っていうふうに、「ポジティブな感情による相互作用」みたいなのが起きやすいじゃないか、と思った。
ライブハウスって大事だし、これからも存続してほしいなぁと思う。
友達について
今回の新潟公演では、2人のライブ友達にも会えた。
2人とももう7年くらいの付き合いで、お互いがまだ学生だった頃から知っている。
昔からみんなライブ遠征をするのが好きで、住んでいるのは関東なのに、関東以外の現場でもしょっちゅう会ったりした。
新潟公演の日は、昼に新潟に集まって、昼食を食べ、お土産を見て、歩きながら会場に向かい、夕飯も一緒に食べた。
ベボベの話以外にも、食べるもの・目に入るものの感想をいちいち言い合ったり、いちいち感動したり。
一方で、今まではあまり話してこなかった、お互いの仕事や恋愛の話もした。
そんなことを話し合う年齢になったんだなぁ、と勝手にしみじみ。
7年経つと、みんな生活環境も思うことも少しずつ変わってくる。
でもこうして何度でも会えたり、何度でもベボベのライブに行けたりして、変わってほしくないことが変わらないでいてよかったなと感じた。
夕飯を食べているときに友達の1人が言った、
「こうやってみんなで地方に行ってご飯食べたりライブ見たりして…やっぱ楽しいね!」
という言葉にジーンとしてしまったのは内緒だ。
このままコロナが収束に向かって、バンドマンたちが、ライブハウスたちが、もっと音楽を届けやすくなりますように。
以上、忘れたくないだけの備忘録でした。
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