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オリジナリティは重要か?

「つくる」と「つくらない」のあわい —非表現者のための表現手引き【DAY1】

創作、あるいは作り手にたいしてわたしたちは「偏狭な創作観」を抱いていないか? 個人は最初からクリエイティブであり、それを発揮させる下地づくりこそが大切なのではないか?
そんな問題意識から出発したのが、渡邉康太郎さんによるFlier book camp講座「「つくる」と「つくらない」のあわい — 非表現者のための表現手引き」だ。

「亡くなった猫の絵を描いて妻にプレゼントした。思いがけず、妻が喜んでくれた。仕事では身の回りの社員の1/3ぐらいが美大卒の、教育を受けた人たち。その人たちの前で自分が絵を描く気にはならない、恥ずかしいという忌避感を抱えていたが、このことをきっかけに絵を描いてもいいかなと思うようになった」と康太郎さんはいった。


デザイン能力とは歌うようなものだ。
ぼくたちはみな、歌うことができる。
でも、誰もが同じ才能を持つわけではない。
だが練習すれば皆、合唱団で歌うことはできる。

エツィオ・マンズィーニ

わたしたちが合唱団的にデザインをやってはじめてできることで、世界が動き出すことがある。楽しいから歌う。ただ単に楽しい。それを大切にしたい。

DAY1の課題は「まねる」「模倣」についてだった。先行事例とそれをまねた事例をセットで紹介する。わたしは悩みに悩んだ結果、小説をえらぶことにした。「まね」の幅は決して大きくないし、既存作品の登場人物や設定を用いてつくられた小説にオリジナリティは間違いなくある。(と思う。)(ではどの部分がオリジナルなのかという問題も考える必要があるかも。)


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