ロシアの友人を思う

長い沈黙を破り、私が帰ってきましたよっと。

(2月も末ですが)あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しく。

ただいま5:35 こんな明け方に筆をとっている次第。
なんやかんやあれやこれやと思い巡らしているうち、一睡もできずに朝を迎えた。(比喩ではなく、文字通りおめめぱっちりで朝なうだ)
人というのはそういう時こそ書きたくなるものなのか。便りがないのは良い知らせじゃないけれども、元気溌剌な時には特に…なくせに、悶々としている時こそ書かずにはいられなくなる。
まずロングタイムノーシーだったことをお詫びする。

戦争がはじまってしまった。
国際政治素人の(アホな)私にもわかるくらい、今回ばかりは大変まずい状況。
日本も対岸の火事ではなく、今後ロシア中国の出方次第で最悪の事態に巻き込まれるかもしれない。リアルに恐怖を感じている。
注視していかねばだし、安保問題についても議論せねばだろうし、憲法9条が〜なんて話にも拍車がかかりそうだ。色々と不安が募る。

ロシアには心の友がいる。
モスクワの近くに住み、教師をしている。
ふわふわな赤髪がトレードマークでよく笑うザ陽キャな彼女とは、ロンドンで出会った。
毎日一緒にいるのが楽しかった。
一緒にいると世の中のどんなネガティブなことも取るに足らないことに思えて、彼女が放つポジティブなエネルギーが私をいつも元気にした。

プリムローズヒルでサンドウィッチを食べてゴロ寝して笑い転げた休日と、グリニッジで散歩中に突然の大雨に打たれて笑いながら走った休日と、私がこれまで過ごした中でも最高にしあわせな休日だった。心から楽しかった。

長らく連絡をとっていなかったが、彼女は元気だろうか。今どんな思いでいるだろう。

ロシアのウクライナ侵攻は到底許されない非道な行為で、国際社会から強烈に非難されるべきだし、我々市民も諦めることなく戦争反対と声を上げるべき。
でも私はロシア人を憎むことはもちろん、ロシア人の祖国を憎むこともできない。
大切な友人のことを思うと、悔しくてたまらない。

戦争はもう終わりにしてほしい。
何も生まない。
どこまでも愚かな人間。

「たとえ勝ったって負けだし 平和のうそつき」


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