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ER: 患者さんのご家族から学ぶ 2
超高齢社会、多死社会と呼ばれる時代
自分が医師になった約20年前と比べて、加速する超高齢社会を実感します
救命救急センターに心肺停止状態で搬送される患者さんは、不慮の事故などで若い患者さんもいますが、ほとんどが80代・90代の患者さんです
当然、ご家族もそれ相応のお年となり、認知機能の低下している配偶者の方もいらっしゃいます
救命できないと判断した場合、もしくは心肺停止時DNARの方針が決まっている場合は、ご家族に立ち会って頂き死亡確認します
配偶者の方の認知症がかなり進行していて、他のご家族が「面会しても分からないかも・・・」と仰る事がありますが、自分は必ず面会をしてもらっています。
多くの場合、日常生活がままならないほど認知機能の低下をしている方でも配偶者の死は認識することができるからです。
細かい状況は把握できなくても、涙を流す、言葉をかける。
そういった現場を何度も見てきました。
夫婦の絆について学ばされます。
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