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【UberEats】について調べてみた

UberEatsとは

2009年に登場した配車アプリ「Uber」は、東京で実施しているハイヤーの配車だけでなく、ドライバー登録している一般人が自家用車を使い、空いた時間にお客さんを運ぶことができる、「シェアリングエコノミー」を体現したサービスで、北アメリカを中心に世界70カ国・地域の450都市以上で展開している世界規模のビッグビジネスである。そのUberが、新たなサービスとして2016年に日本でスタートしたのが、レストランなどの食事をデリバリーするサービス「UberEATS」。UberEatsは利用者、飲食店、個人ドライバーの3者をつなぐ仕組みを提供し、昨年12月にカナダのトロントを皮切りにサービスを拡大。世界規模で見ると約3,000店以上が提携しており、東京は8カ国34都市目となります。配達エリア内であればどこでも配達が可能です。たとえば配達先としてお花見をしている公園などを指定すれば、配達員が注文した商品を届けてくれます。さらに料金の支払いはクレジットカードに限定されており商品を受け取るだけで取引が完了するため、普段の生活の隙間時間に配達員として働く人が多くなっている。

飲食店がUber eatsを利用する場合

① 初期費用・手数料

Uber Eatsを店舗側が利用する場合、初期費用や月額費用は必要ありません。しかしタブレット端末とインターネット環境が店舗で整っていることが必須であり、ない場合はLTE/4G回線のタブレット端末を月額1,700円でレンタルすることが可能。
また、手数料は売り上げ総額の35%をUber Eatsに支払う形となるため、店舗で食べる場合の価格より価格設定を上げて販売しているお店が多い。

【例】『長崎ちゃんぽん リンガーハット KITTE博多店』
店舗で食べる場合の価格 520円

Uber Eats利用の場合の価格 900円
これに現在380円(※福岡エリア)の配達手数料を加えると1,280円が合計の販売価格となる。

② 現在、配達可能なエリア(2020年4月現在)

Uber Eatsは2016年9月29日、ついに日本でもサービスが開始されました。サービス開始当初、配達エリアは東京の渋谷区、港区のみに限られていましたが、現在は23区全域のほか、大阪や愛知、福岡といった都市部でも利用ができるようになっています。


神戸市は4月10日、新型コロナウイルスで打撃を受ける市内の中小飲食店支援のため、米Uber社の配達サービス「Uber Eats」と提携すると発表した。神戸市によると、日本の自治体がUber Eatsと提携するのは全国初とのこと。

日本で配達できるところ

③ Uber Eatsにデリバリーしてもらうための登録方法

お店がUber Eatsに登録するためには、まず審査を受けなければいけません。まずは公式サイトから以下のような必要事項を入力し、申請を行います。
【必要事項】
・申請者の名前
・店舗の名前
・店舗の住所
・メニューの種類やジャンル
・週あたりの推定配達件数
・店舗スタッフが配達も行うのか否か
※配達エリア外の店舗からの申請はレストランパートナーとして認められないことが多いようです。

レストランパートナーになるとアプリをインストールするか、タブレットのレンタルをします。レストランパートナーが使うアプリにはメニューや支払い情報、売り上げデータ、利用者に関するデータをさらに細かく把握できるツールが用意されています。

④ 注文の受け方

タブレットのアプリで新規注文の通知を受け取り、『確認』ボタンをタップ

料理の梱包

準備が完了したら『ピックアップの準備完了』をタップ

近くのパートナー配達員が配達依頼を受けるのを待つ

パートナー配達員が到着したら一緒に番号と商品を照会

パートナー配達員に商品を渡す

レストランパートナー

配達員はどんな人?

① 配達方法

パートナー配達員が普段使っている自転車や原付バイクを登録可能。
自転車などを持っていない場合は車両レンタルサービスがあるようです。

配達員

② 配達員になるには

Uber Eatsの大きな特徴の一つが品物を利用者のもとに運ぶ「パートナー配達員」は、サービスへと登録した一般の人ですが、希望すれば誰しもが配達員になれるわけではありません。説明会に参加することはもちろん、「18歳以上か」、「使用するスクーターは保険に加入しているのか」といった条件をクリアし、審査に通って初めて「パートナー配達員」の登録が完了。配達用の専用の保温・保冷バッグやスマートフォン用のバッテリー、ホルダーを支給されます。
研修や決まり事がないため、配達員のレベルにむらが目立つという声が多い。近年では配達員が冷え切ったりこぼれた状態のメニューを届けることが大きな問題となっています。もしも状態が悪い商品を配達することになれば、配達員だけでなく店舗の信用も著しく失ってしまうでしょう。
また、地域に精通したドライバーではないため道に迷ってしまうことも多い。
Uber Eatsユーザーが料理の注文を行うと提携店舗への調理オーダーとともに、配達パートナーへの配達依頼がUber Eatsアプリ上に通知されます。
配達パートナーは一定時間、オーダーに対して配達を担当するかを任意に選択可能で、オーダーを受注すると店舗へ料理の受け取り(ピック)とともに、注文ユーザーの地点へ配達(ドロップ)を行う任務がスタートし、それらを完了するとUber Eatsから報酬が支払われます。

③ 配達報酬について

基本報酬は4つの要素で決められており
1. 受け取り料金
「配達パートナーが飲食店から商品を受け取った際に発生する報酬」です
配達パートナーが飲食店から商品を受け取ると300円が報酬に加算されます。
2. 受け渡し料金
「配達パートナーが飲食店から受け取った商品を注文客に渡した際に発生する報酬」です。
配達パートナーが注文客に商品を渡すたびに170円が報酬に加算されます。
3. 配達距離
飲食店から注文客までの配達距離に応じて報酬が加算されます。
配達距離1kmごとに150円が報酬に加算されます。
4. 手数料
Uber Eatsの配達パートナーは手数料が発生します。
受け取り料金・受け渡し料金・距離料金の合計金額の35%が手数料として差し引かれます。
例えば、3kmの配達を行った場合の報酬は以下のとおり。
• (300+170+150×3)×0.65=598円
• (受け取り料金+受け渡し料金+距離料金-手数料=報酬額)
これに、ブーストとインセンティブを加えた金額が報酬として翌週に振り込まれます。

③ 配達員への評価方法

まず、配達員がお店にきて受け取りが完了した時点でお店の人と配達パートナーはお互いをあり・なしの2択で評価。ここで低評価を受けるとお仕事がもらえなくなってしまう可能性がある。
また、注文した商品を受け取ったら購入者は配達員に対してあり・なし2択の評価をし、それがアプリでの配達員の今までの評価として反映される。

利用者(ユーザー)としての使い方

① 注文したら手数料はかかるの?

Uber Eatsの利用時には、配送手数料として260〜570円が発生します。
距離に応じて手数料は変わりますが、実際にどの手数料に当てはまるのかは店舗によって異なるとのこと。そのためいくら手数料が発生するかは、アプリや公式サイトから直接確認するしかありません。
2019年8月現在、福岡と名古屋のみ配送料が一律で380円となっています。また配達エリアが混雑状態となっている場合、通常の配送料よりも高くなることがあります。

② 注文してからの配達時間はどのくらいかかる?

配達パートナーが食事を受け取るまでは、配達パートナーの現在地がマップ上に現れませんが、受け取りが完了したら配達パートナーの位置がマップに現れます。
注文時から、配達パートナーが地図上に出現するまでの時間は配達パートナーが店に着くまでの時間ということになるので、注文時に予定していた到着時刻からは少しずれることがあります。

③ 利用できる時間帯

Uber Eatsは朝9時から深夜0時までの時間帯で、いつでも利用することができます。
また以下のエリアに限っては、朝8時から深夜1時まで利用が可能です。

時間帯

Uber Eatsでの注文では、日時を指定して配達を頼むこともできます。
注文時に「速やかにお届け」ではなく「注文を予約する」を選択すれば、30分単位での時間指定が可能です。1週間以内であれば選択できるので、自分の予定合わせて事前にデリバリーを予約することができます。


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