幸せになる勇気

あんなに憧れてた専業主婦になって、子育てに専念できるというのに、いざこの道に進むとなると私の心は恐怖を感じていた。
保育園という子育てのサポーターや、職場という居場所を失うのも怖いし、幼稚園という新しい世界に飛び込むのも怖い、、、もう怖いことだらけで布団を被って閉じ籠りたい！
春の生暖かい風に吐き気を感じるほど不安で、もう訳がわからないくらいソワソワして、実態のない恐怖が次々押し寄せて、文章にもできないくらい正直メンタルが参ってしまった。本当に情けない。。。

選択するってことは選ばなかったものを捨てるということ。

だから辛いし、後悔したらどうしようと不安になる。

私の欲しかったものは

一番目:子供との物理的な時間
二番目:保育園という子育てのサポーター
三番目:自分の職場という居場所

一番目を取って退職すれば、二番目三番目は捨てることになる。
二番目三番目を取れば一番目は捨てることになる。
だから一番目を取った。

あれ？今、文章にして何だかほっとした。

なんだ、ちゃんとベストな選択ができていた。
全部は得られない。二番目三番目を捨てたくないからって一番欲しいものを選ばないなんて私らしくない。一番欲しいものを手に入れたなら他は犠牲になっても仕方がないじゃないか。

というかそもそも私、もともと保育園に預けないで子供と一緒にいたい思っていたし、銀行の仕事は好きじゃないし、専業主婦になってもお金には困ってないし、思い描いた通りの生活が始まろうとしているのに何故こんなにも心が抵抗するんだろう。

幸せになるのが怖い。

あぁ、きっと私は幸せになる勇気がないんだ。幸せになると次は絶対良くないことが起きるから怖いんだ。そりゃ人生良いことも悪いことも同じくらいあるから、幸せになったら良くないことも起こるだろうね。でもまだ起こきてもいないことを勝手に先取りして不安がるのは本当に意味のないことだと思う。
幼稚園に馴染めなかったらどうしようとか、娘と日中孤独を感じながら過ごすことになったらどうしようとか、まだ起きてもいない状態を次から次へと考えて不安がりすぎている。
いや、人間の防衛本能としては正しいのかもしれないけど、一旦置いて事が起きてから考えよう。
とにかく幸せな状態が手に入ろうとしているのに何故か必死で抵抗している自分がいる。

自分で道を選択して幸せになるって、これから起こる嫌なことも責任を取る覚悟が必要だから、とても勇気がいることなんだな。

でも大丈夫。

心配事の９９、9%くらいは実際は起こらない。（多分だけど）
そして私が幸せになっても誰もそれをわざわざ壊しに来ない。

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせる。

はぁ〜、
やっと文章にするまでメンタルを立て直すことができた。よかった。