ミニIIDXコントローラー自作用キットのマニュアル

この記事ではBOOTHで販売しているミニIIDXコントローラーの自作用キットについて解説しています

ミニIIDXコンはキースイッチがKailh Box V2 Brownとなっている。これでも音ゲーには適したキースイッチだと感じるものの、世の中には様々なキースイッチがあり、よりクリック感のあるものや静音化されたものも多い
完成品では基板にはんだ付けされているため購入者が付け替えるのは難しい(筆者も難しい)。なので別のキースイッチを使いたい人は材料だけ送って自分で組み立ててもらう形にした。当記事ではその自作用キットの組み立て方について説明する

準備するもの

・上記自作用キット
・はんだセット一式
・Pro Micro Type-C端子 microBでも可(https://shop.yushakobo.jp/products/3905
・精密ドライバー
・ペンチ(ロータリーエンコーダー固定用)
・ロータリーエンコーダー用電線3本
・ロータリーエンコーダーEC12E2430803(https://akizukidenshi.com/catalog/g/g106358/
・任意のキースイッチ7個
・ロータリーエンコーダーと基板を接続するためのコネクタ等

自作用キットを購入すると、基板、ケース、セパレーター、鍵盤、ターンテーブルが届く。ケースにはセパレーターと基板が入ったものがネジ止めされて入っている

ネジを外して基板を取り出し、各部品が揃っているか確認。このネジと裏の六角ボルトは失くさないように。と言っても失くす人は居ると思うので商品リンクを貼っておく

ネジ:https://www.monotaro.com/p/0550/3373/

六角ボルト:https://www.monotaro.com/p/0552/9167/

基板にはんだ付けしていくのだが、1P側と2P側で少し方法が異なる。1P側の左下(2P側の右下)の3つの穴はターンテーブル用。2.54mmピッチでXHなどいろいろなコネクタと互換性がある。完成品では主にターミナルブロックを使っている

ロータリーエンコーダーの3ピンをこの端子に繋ぐ。真ん中のピンを真ん中に繋げば両端の2本は正転と逆転が変わるだけなのでどちらでもよい
次にキースイッチとPro Microをはんだ付けする。1P側と2P側でPro Microの裏表が違うので注意。1P側は端子が下、2P側は端子が上になるように取り付ける

上の写真が正しい例。裏表を間違えると動かない。注意

セパレーターはボタンを安定させるためにある。Pro Microとキースイッチを取り付けると、キースイッチの爪等が引っかかるが、押し込めば綺麗にハマる

ケース上部にロータリーエンコーダーを取り付ける。ロータリーエンコーダーのピン部分に電線をはんだ等で取り付け、基板に接続する

鍵盤部分を乗せてケースを閉じる

ケースを閉じたらターンテーブルを置き、固定用のキャップも押し込む

裏側には六角ボルトが入っているのでそれを使って軽く締める。無理に強く締めると破損のおそれがあるため注意

これでハードウェア面では完成となる。次にPro Microにファームウェアをインストールする

以下の記事にファームウェアインストールの手順が書いてあるので参考にしてインストール。インフィニタスやアルモバで動いたら完成

また、アルモバで使わないのであればこちらの記事に書いてあるファームウェアでも可。ターンテーブルがボタン入力扱いなので、X軸循環に対応していないゲーム等で使うにはこちらのほうが便利