灰とダイヤモンド
農産物の収穫は楽しいものだ。
むかし、人も地域も自立していた頃、山でとれないものを、山でとれるものと交換したという。海でとれないものを海でとれるものと交換してたという。例えば、塩と小豆。
生きてたら100歳の菊兄は「小豆(しょうず)を赤いダイヤといっとった」と。いまはそれが柚子?
柚子には棘(バラ)がある。とても厄介。靴には穴が空き、猿の手にさえも容赦なく刺さる。収穫後、大量に剪定枝がでるので、これを始末しないといけない。
圃場で焼く。
安全に焼く為に草刈り。SNSでよくある草刈りのビフォアアフター。
灰にする。それがまたダイヤモンドになる。
永遠の勝利の暁に
灰の底深くには
星のごとく輝くダイヤモンドの残らんことを ----Cyprian Kamil Norwid(1821-1883)
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