行ったことのない駅に行く/瀬戸市役所前駅
行ったことのない駅に行くシリーズ(#003)。近場の愛知県内を対象としています。
行き先
いつもの駅名ルーレットを回す。ボタンを押すと愛知県内のどこかの駅をひとつ表示してくれるので、回した後は大人しく出た駅へ向かう。結果は…
瀬戸市にある名鉄瀬戸線「瀬戸市役所前駅」。名古屋と瀬戸を結ぶ名鉄瀬戸線の終点ひとつ手前の駅だ。地図を見てみると、名前の通り市役所などの最寄駅となっている模様。さっそく行ってみた。
瀬戸市役所前駅
天気予報をよく確認せずに出かけたら行きの電車の中で大雨になってしまった。停車すると開いたドアから風雨が吹き込んでくるレベルである。かろうじて傘は持って出ていたけれど、これは歩き回るのは無理かもしれない。
赤いラインの瀬戸電に乗り、目的地の瀬戸市役所前駅で降りる。住宅街の中にある小さな無人駅だ。元々は「追分駅」という名前だったらしい。相対式のホームはかなり狭い。瀬戸線は狭軌であることも相まって元々ミニマムなイメージだが、この駅のホームは本当に小さかった。傘をさしていると歩きづらい感じすらする。改札も一台ずつでかなり狭い出入口になっている。
周辺は基本的に住宅地だが、市役所や図書館など行政関係の施設が多い。市役所前駅なのだから市役所に行ってみようかと思っていたのだが、あまりにも雨脚が強すぎる。身動きが取れない。一旦、すぐそこにある陶生病院の軒を借りることにした。
陶生病院
「陶生」という名前を病院に付けるの、焼き物の街だなといつも思う。
この病院も古くからある大きな総合病院だ。棟がいくつもあって迷ったが、喫茶店のカフェ・ド・クリエがあったので一休みすることにした。この店舗は「カフェ・ド・クリエ・ホピタル」という病院向けの業態で、一般店舗よりバリアフリー等に配慮がなされているという。なんの用もなく身体も悪くない状態で病院にいるのでちょっと居心地が悪いが、お店は空いていたので少し休憩させてもらった。
病院なのでパジャマ姿の患者さんもいる。誰かの入院準備なのか、大荷物を抱えたお客さんもいる。なんとなく、今までに読んだ小説の中で闘病ものや病院のシーンがあったものを走馬灯のように思い出した。病院というのはいろいろなものが相反していて不思議な場だと思う。うまく言えないが。
感想
・瀬戸線の全体的なミニマムさ。
・天気予報をきちんと確認しましょう。
・散策ができず今回は不発。失敗は失敗として書き残すことにする。