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ぬーどるストッパーフィギュア 初音ミク

時々思い出したようにフィギュア買うんですけど、先日たまたま見ていたブログで一目惚れしてしまったミクさんをお迎えしました。

プライズものってこれまでまったく馴染みがなくて、そもそも自分がクレーンゲームやらないし、かといってクオリティも今ひとつな安物フィギュアを買い集める趣味もなかったんです。figmaとかの可動フィギュアの写真撮るのは好きだけど、そもそもの被写体の情報量が少ないと楽しくないし、中途半端な出来のものなら欲しくないなと思っていて。

でもこれ、見た限り一般的なプライズフィギュアの完成度じゃなくない? びっくりしちゃった。今こんななの、みたいな。去年の秋にはゲーセンに登場していて、既にけっこう話題になっていたらしい。でもう、フリマアプリを見たら新品未開封の相場が3,000円前後で、あっ買いますとなった。

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原画を『プリンセス・プリンシパル』とかの黒星紅白先生が担当しているんですね。初音ミクは、公式デザインでは比較的無機質に近い二次元的なイメージだけど、ここでは頭身も高く大人っぽいプロポーションになっている。

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実際のところ、顔はそこまで原画に忠実というわけではないものの、ニュアンスはだいぶ寄せています。

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で何がやばいってこの、左手をついたときの肩鎖関節の凸凹の表現と僧帽筋、二の腕に連なる曲線の解像度の高さ! 別に1万円とかするフィギュアなら分かるんだけど、頑張ればゲーセンで手に入るやつですよ。

実はミクさんのフィギュアを買うのがこれが初めてはなく、去年このPOP UP PARADEという同じくプライズの生産ラインで作られたものを買ったんだけど、塗装を含めた総合的な完成度で圧倒的に今回のほうが上回っている。アームカバーのDX7も塗り分けられているし、爪も塗ってある。

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あとこの髪の毛やばくない? どうなってるの?? 右側のツインテールはネクタイを巻き込みながら腕で抱え込むようにして回り込んでいる。その先でぐるぐる巻いているのとか、よく立体で表現できたなあと素人ながらに思います。イラストのロングヘア表現でよくある、髪束が枝分かれして再合流するみたいなのも再現している。美しい。

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ミクさん、当初からのその多様性への寛容さから、独立したキャラクターというよりかは、様々なクリエイターがぼんやりと共有する記号的イメージソースのようになっているのがおもしろいなと思います。だからこそ、さほどボカロに入れ込んだ世代ではない自分でも、立体化された作品が美しければ買ってしまうし。入手が容易なうちに買えてよかった。

メーカーの公式紹介記事には原画のラフスケッチなどもありました。

にしてもこれを、「ぬーどるストッパーフィギュア」としてカップ麺の蓋ストッパーだと言い張る文脈があるとは知らなかった。このシリーズ、もう5年も続いていて、出来の良さでミクさんほどのものはなかなかないものの、相当いろんなキャラが出ている人気の企画らしい。奥が深いんですね。

◆写真追加

晴れた日の朝に撮った写真がもうちょっとよく撮れたので、いくつか追加しておきますね。

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