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コミックマーケット97にサークル参加しました

なにはともあれ、この度の冬コミことコミックマーケット97の1日目の当ブースにお越しいただいた方、どうもありがとうございます。また、SNSなどを通して本の制作を応援してくださった方も、大変励みになりました。おかげさまで今回も無事終えて、穏やかに年を越せそうです。

思えば夏コミ一般参加の翌日のあの骨折事故…。全然予定が立たないまでも、ともかく申し込んでおこうと思って半ば投げやりで申し込んだ冬コミの抽選が、久々に通ってしまいました(こういうときに限って当選する)。

いざ何描くかとなると、がっつりストーリーマンガにネームから挑むような時間的余裕もなく…手早く描けそうだと思ったのが、やはりユンコチャンを中心とした小ネタ集のようなもの。そこから、「ニンジャスレイヤープラス」あるいは「よつばと!」的なニュアンスの、ユンコチャン+αをコンセプトにした『ユンコチャンプラス』という本を作ることにしました。

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※ちなみにわたしが原作作中表記の「ユンコちゃん」と分けて「ユンコチャン」と表記するのは、Twitterの検索避けが主な理由です("ユンコチャン"で一語と見做されるため"ユンコ"の検索結果に表示されない)。

コンセプトこそすんなり決まったものの、今回も制作は順調に遅れて、実質ネーム制作を含めてフル稼働していたのは最後の2週間くらいでした。もっと早くから進めていればコピー本にせずにオフセットにできたはずなんだけど、いろいろと慌ただしく…いや、トロパズルLv400になるまでに費やしていた時間で描けていたのではないか…みたいな感じです。人間とはなぜ目の前の現実から逃避してしまうのか(主語をでかくするな)

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パズルのくせに完全に運ゲーという時間浪費ゲーム

新刊は、お知らせのとおり今回もnoteで電子版を販売します。というか、電子版の販売があるから甘んじてコピー誌に決めたという事情もあります。印刷コストや在庫リスクを考えても、本当はもう電子版だけでいいのかもしれないけれど、物理的に同人誌即売会に参加する以上は本を作らないといけない。本という体裁そのものは好きなのです。手に取って感じられる大きさ、距離感、そして網点トーンの美しさにはグレースケールにはない魅力がある。自分で描いたものでも、印刷した瞬間に輝き出すというか、別のなにかのように見えてくる感覚はなんなんでしょうね。

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電子版は即売会の一週間後、2020年1月4日0時からの頒布を予定しています。今回、本の奥付に別途用意した電子版ダウンロードページのURLとQRコードを載せました。物理版をご購入いただいたかたへのせめてものお礼として、こちらは既にダウンロードいただける状態になっています。楽しんでね。

コミケ当日の朝は5時半起き。あまりの早さと寒さに慄きつつも、幸いにして前日の早い時間に印刷とすべての準備は終わっていたのでそこそこ眠れた。朝日があまりにも眩しい。ここ何回か、コミケ参加日に限って悪天候が多かったように記憶しているので、晴天はまあ良かった。

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ここが戦場だ

にしても、2020オリンピック準備で東ホールが使えない今年、初めて新設された南ホールに配置されてみて驚いたことがいくつもあった。とにかくピカピカでキレイなのだ。

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通路は空調がばりばり効いて暖かいし、右サイドは遠くに富士山、近くにお台場観覧車を望むオーシャンビュー。快適とは聞いていたけど、ここまでとは。

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ただ、ホール開場後はシャッターが明け放しになっていたからかさすがに冷え込んだ。とくにじっとしていると足もとが寒く、おそらく買いものでウロウロしているぶんには空調の効きもちょうどよかったのだろうと思う。

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ブースではお馴染みのニンジャヘッズ仲間とご挨拶できてうれしかった。物理イベントの醍醐味は何より人に会えることなのだ。ニンジャスレイヤー島、今回は配置の妙で全員がいわゆる「壁サークル」になっていておもしろかった。参加サークル数は、アニメ放送時の20サークル前後からだいぶ減ってしまって6サークルと少し寂しい。ニンジャ、読者からすれば現在も最新話が連載され続けている旬のジャンルであることに違いはないんだけど、どうしても大きいメディアミックスがないと二次創作が盛り上がらない。弾けてほしいよね。

即売会って、一般参加のかたとそんなに話し込むわけにもいかなくて、せっかく会えたのに残念なところもありつつ…暮れのお忙しいなか、わたしの本を見つけて買いに来てくださった方には本当に感謝です。

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で次回の夏コミはオリンピックシフトでなんと5月の連休なんだって。締め切りもめっちゃ早く、すでにオンライン申し込みも始まっている。わたしは次回、ジャンルコードが新設されたVTuber(4日目)で申し込んでみる予定です。

にじさんじでなにか二次創作をしてみたくて、かえみと、さんばか、でびリオンあたりを中心としたわちゃわちゃしたオールキャラ漫画を描きたい。もちろん忍殺の二次創作をやめるつもりはないので、日々のウキヨエ活動は継続しつつ、アンソロとかの企画があれば乗っかりたいし、委託を前提になにか本を作りたくなるかも。いろいろ新しいことを始めたいな。

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ゆりかもめの向こうに沈む夕日。打ち上げはサークル参加していたヤスさん、ゆんぺすさん、ハムさん、それにししさんらの合流組を加えたメンバーで新橋のいつもの中華屋で。

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今年もお疲れさまでした!
コミケが終わり、ようやくわたしの年末が始まるよ。

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