ほろよいジャスミンライチ、おいしかった

ほろよいジャスミンライチがおいしかったので感想文を書きます。

元々茶が好きで、ジャスミン茶も好きなのでほろよいジャスミンライチの発売も楽しみにしていた。

飲んでみて戸惑った。
あまり茶という感じはしない。限界過疎地方の田舎者には飲みなれない味がする。
だがそれが嫌というわけではないのだ。
むしろ逆である。
いままで知っている既存の飲み物の嫌だなと感じる要素がまるでない。

例えば、炭酸飲料の強すぎる刺激。甘い飲み物の甘みのくどさ。累積すると気になる茶の渋み。人工甘味料の口の中がきしきしする感じ。水のそっけなさ。

そういう、ずっと飲んでいると途中で嫌になってくる要素が全部ない。
完全無糖のそっけなさでもなく、甘いとはっきり感じるもののくどさでもない。度数も3%で、強すぎるアルコールの苦みもない。
最大の特徴はジャスミンとライチの香りだが、これもそこまで強くはなく、途中で飽きるほどは香らない。
香りは甘そうだが、香りの印象ほど味自体は甘くない。
でもそれがいい。

とにかくこれを飲むという行為が心地よく、いくらでもするする喉を通る。
夏の暑い日に冷蔵庫の中にピッチャーいっぱいのこれが冷えてたら最高。
自分が知っている中で一番近いものを挙げると、お洒落なカフェの香りづけしてあるお冷。
意外と本物の水って、例えばミネラルウォーターとかであっても飲み続けると何かひっかかりのようなものを感じるのだが、ほろよいジャスミンライチの心地よさは炎天下の下よろよろと歩きながら次に自販機を見かけたらもう自販機の値段でいいから飲み物を買ってしまおうと決意しているときにイメージする美化しまくった水の味に似ている。
この飲料をニュートラルな味としてこれからの食生活をやっていきたい。
強烈なインパクトはないが、むしろそれが、飲み続けると嫌になってきそうな要素がないという長所なのだ。

ほろよいジャスミンライチの成分表示を見た所、甘味を出すのに使っているのは「はちみつ、糖類」とのこと。
ビールや日本酒の苦さ、ワインの渋さもそんなに得意じゃないし、チューハイやリキュールみたいな甘い酒も甘すぎたり人工甘味料強めだとちょっと嫌だなという人にはぜひおすすめしたい。

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