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ホテルワークを見直そう

在宅ワークが認知されるようになった一方で、「普段とは違う環境で」「仕事は自宅と切り離したい」のような考え方とホテル側の空室利用キャンペーンがマッチした結果、ホテルの一室を借りて仕事をする起業家を多くなりました。確たるエビデンスはありませんが、Facebookで知り合いの起業家さんの投稿から実感したものです。

【ホテルワークのメリット】

自宅業務が決して悪いわけではありませんが、日常とは違う環境でする仕事はやはり格別でしょう。充実したアメニティ、ホスピタリティ、無料で使える無線LAN、ホテル側も積極的に利用してほしいためかお安めの価格設定、仕事の効率が上がらないわけがありません。

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【ちょっと待ってそのネットワーク】

多くのホテルでは無料でWiFiを解放しています。ロビーや部屋のカード、室内のテレビなどで無料WiFiの使い方が説明されています。

「無料だ!ヤッホーい」

と安易に無料WiFiに接続すると、(悪意のあるなしに関わらず)ハッカーから通信内容をのぞき見されることになります。

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【どうして覗くことができるの?】

無料WiFiは子機(パソコン、スマホ)と親機の間の通信が暗号化されていません。つまり、WiFiを受信できる機器を持っている誰にでものぞき見ることができる状況なのです。SSIDと言われる通信固有名(接続先名)がどんなに複雑でも、ステルスといって非公開のSSIDであっても、通信そのものが暗号化されていなければ情報が丸見えなのです。

【何がヤバイのか?】

起業家さんがパソコンで取り扱う情報は何でしょうか。

会社情報、顧客個人情報、決済情報、口座情報

これらが全部のぞき見されるわけです。怖くないですか?

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【すぐにできる対策】

パソコンを有線LANで接続する

有線ケーブルで接続すると、そもそも無線を使わないので覗かれる心配もなくなります。この場合、共有をすべてオフにしましょう。ホテルのネットワークを利用している他のお客さんにあなたのパソコンを公開しないようにしてください。

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自前の無線LANルーターを使いホテル有線LANに接続する

自前の無線LANルーターはもちろん暗号化接続する必要があります。無線LANルーターから有線LANでホテルのネットワークに接続します。こうすることでホテルLANを利用している他の客からはあなたのパソコンが見えることはありません(ルーターモードの場合。)

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ホテル提供のインターネット接続を利用しない

無料だからと言ってホテルのインターネットサービスを利用する必要がありません。基本、無料であるということはリスクは使う側が負うものです。初めからご自身で契約したポケットWiFiやスマホのテザリングなど、ご自身の通信を利用することでのぞき見のリスクから解放されます。

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「知っている」か「知らない」か、この紙一重さで快適にも、ハイリスクにもなるインターネット。「苦手」と言わずに、抑えるべきところはしっかり押さえて快適にお仕事をしましょう!

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