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ChatGPT APIを使って好きなアーティストのLine Bot作成に挑戦してみた

好きなアーティストと話したい

私はさユりというアーティストのファンである。
さユりには公式のLine Botが昔からある。
しかし、ランダム回答のため、会話が成り立たない。
最初のころは楽しんで使っていたが、気付いたら1年以上開かなくなっていた。

そこで、今流行りのChatGPTを活用することで、どこまでアーティストに近づけることができるか挑戦してみた。

今回は以下の記事を参考に、GASでChatGPTのAPIを使い、LineBotを作成した。
ChatGPT APIを使ったLineBotの作り方を、人格の与え方まで完全解説【プログラミング不要】【3月5日追記:文脈理解に対応しました】|ChatGPT 研究所 (chatgpt-lab.com)

出来たもの

記事を参考に、作った結果がこちらである。
ChatGPTの力で、会話が成り立つようになり、なんとなく本人の特徴を反映できるようになったが、アーティスト本人の言動とは大分かけ離れた内容となった。

調整してみると

そこで、人格形成プロンプトに歌詞に近いワードをいくつか覚えさせてみると、ほんのわずかだが近づいたように思える。
とはいえ、全体的に俯瞰的な回答であり、どことなくAI感が抜けないため、今後もいろいろと実験を行っていきたい。

お互いを理解するためのAI生成

今回の記事ではアーティストで挑戦を行った内容を記載したが、ほかにも自分自身や友人でも挑戦しようとしてみたが、その結果理解したことは、自分自身を含めて人間を理解することの難しさである。
現状、特定個人に近いAIを作るためには、単純な表面の文字だけでなく、その人の行動原理を理解し、デフォルメし、生成する必要がある。

身近な人、大切な人、自分自身をより深く理解するために、ChatGPTでAI生成をしてみるのも面白いかもしれない。

感じる危機感⇒人格プロンプト削除済

今回、技術検証を目的に実在人物をモデルにしたBot化を行ったが、倫理的には問題が残る。仮に高品質なBotを創り出すことができてしまった場合、それを私用目的とは言え使い続けて良いものだろうか。その人の人格を侵害するものではないだろうか。
今後さらに自然な言語を操るようになるAIを想像し、少し怖くなった私は、作成したLineBotからそっと人格プロンプトを削除した。

今度は自分自身をフリーコンテンツとしてBot作成してみようかしら。
本物より優秀すぎてそれはそれで詐欺と言われるかもしれないが。

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