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受験生のみなさん、見ている世界ってみんな同じだと思ってません?

今日は視点について。

夏休みに入り受験生は、いよいよエンジンがかかってきた感じです。
ここから更に奮起して、最後まで走り抜けてほしいと思います。

受験生にとって、今一番夢中になっていることは、いうまでもなく受験に向けての取り組みです。

受験勉強。
一つにことに集中して、目標に向かって取り組むことは素晴らしいことですが、一つ陥ってしまいがちな罠が存在します。
それが今回のテーマの「視点」です。

どういうことか?

脇目も振らず集中するこちうことは、文字通り脇目も振っていないので、実は視野が狭くなりがちだということです。

例えば、学習の進め方についてアドバイスをもらった場合、中長期的な視点で見れば非常に効果が高いことでも、今すぐ効果を実感できないものであれば、どうしても受け入れられないことがあります。

今、自分が取り組んでいることから離れられない。
それが例え、煮詰まっていたとしてもです。

つまり、自分が今見ている世界が全てであって、他の人がどのように見えているか分からない状態です。

アドバイスをしたその人が入試直前期の状況まである程度俯瞰して見ていたとしても、今、目の前のことに集中している受験生にとっては、その俯瞰した世界は見えていません。だから、なかなか現状を変えることができず、いらいらが募ることがあるわけです。

実は、大人の世界でも多いですよね。
視点と見ている世界の不一致で相手を批判したりすることなど。
受験生を担当する先生は、注意しなければならないです。

なので、集中すること自体は非常に大切なことだし、集中しないで入試を乗り切れるほど甘いものでもありません。
ですが、同時に心は常にオープンにしておくことも大切です。

そうでないと、大きく変わるチャンスを逃してしまうこともあるわけですから。

いよいよ8月、エンジン全開で走り出しましょう。