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受験生のみなさん、機嫌悪くならないで

9月になって、早いもので3週間が過ぎました。
海外入試、帰国生入試の出願が始まります。
いよいよ今年も受験シーズンがやってきたという感覚です。

受験生はそろそろ実感が湧いてくる頃ではないでしょうか。
そう、やはり「実感」が湧くのか湧かないのかで、学習に対するスタンスも違ってくるし、学習スタンスが違っているとパフォーマンスも変わってくる。ここからは差がつきやい時期だと言えます。

では、実感を持って勉強に励んでいると、すんなり結果が着いてくるのかというと、必ずしもそうでないのが歯痒いところ。模擬テストや過去問題演習をしていても、点数の変化が見られない、あるいはむしろ下がってるんじゃないかと思うことさえあります。

「やっぱり自分には無理なのではないか」
「ここがもう限界のような気がする」

というように気分が下がることがあるかもしれません。

しかし、要はここからどうするのかということであり、当然ゲームセットではありません。成績というものは不思議なもので、右肩上がりの比例直線のようには推移しません。低空飛行あるいは時には下降軌道を描きながら、ある時一気に上がるということも珍しくありません。また、日々は変化を感じないくらい少しずつ上がったり下がったりしながら、爆発ポイントを待っているということもあります。

その期間、上昇気流にこのまま乗れないのではないかという不安と闘いながら過ごしていかなければならず、辛いだろうなということは想像できます。

でも、目標に向けて取り組むということは、受験に限らずそういうことであり、その不安への耐性は身につけなければなりません。

「自分のペースで」
「効率よく近道を」

分からなくはありませんが、うまくいかない時にこそ、自分がやっていることやアドバイスを信じて、時には苦痛に感じるくらいまで無理することも経験しながら、前を向いて進んでいくことも大切です。

最初から最後まで順風満帆で、気分が落ちることなく進んでいった受験生は知らないです。いわゆる超難関校を複数校合格するような受験生であっても、いや、そういう受験生こそ、時には絶望に打ちひしがれながら乗り切っていくものなのです。

そろそろ、受験生の皆さんは、このような悩みに直面して、機嫌が悪くなる時期ですので、前もってお伝えしておきますね。