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結婚したくないのだ、の巻

最近、個人的に、「関係性」に名前がつけられ無くなってしまった。

今のパートナーと暮らし始めた時、「もっとたくさん一緒にいたいから住んだんだね!愛だね!」と複数人から言われた。でも、本当は、コロナになって家にいる時間が長くなってから、広いお家に住みたくて、一緒に住んだ方が家賃折半して広いお家に住めるから一緒に住んだのだった・・・。笑

お互いに、好き。大切に想っている。だけど、世間の思う「ラブラブな恋人」という関係性ではない。土日はお互いに好きなことをやる。でも、夜にその日のことを共有するのが好き。味方でいてくれることが嬉しい。そんな感じなのです。

最近、トリッキーなことに、年齢的に結婚を周りから迫られることが多くなってきた。結婚すると、自分の親との関係性、相手の親との関係性、夫婦という役割、もしかしたら父母という役割・・・。色々な役割が増える。そしたら、私たちは、今の私たちの関係性を保てなくなってしまう気がする。それは、ライフステージが変わるから、ということではなくて、周りから求められる「夫婦」像に、合わせに行ってしまうのではないかと思う。周りの期待に応えちゃう気がする。

今でも鮮明に覚えているのが、友達カップルが交換している手紙を見せてもらった時。なんていうか、今まで見たことのないような言い回しでやりとりがされていて・・・笑 「〜〜〜なのだ。だから〜〜と申す。〜〜候!」みたいな・・(侍!?)笑 普段知っている友達はそこにはいないし、いわゆる「カップル」と言われて思い浮かぶやりとりでもない。カップルって言われて思い浮かぶあのイメージの関係性では、彼らはなかった。だけど、とてもお互いに想いあっていて、他人が絶対に入り込めない二人だけの世界を垣間見てしまった気がした。

話を戻すと、結婚したくないわけではない。でも、結婚することで、「夫婦はこういうもの」という箱に入れられるのが、本当に窮屈なのだ。周りの人にはわからない、私たちの関係性がある。それが、とても愛しいのだ。守りたいのだ。結婚すると、二人の間にしかなかった秘密の関係性が溶けて無くなってしまいそうで、怖いのだ。

恋人だから愛し合っているわけでもないし、友達だから頻繁に会わなければいけないわけではない。恋人、親友、夫婦。言葉では定義されていても、それぞれについて、きっと千差万別の関係性がこの地球には存在しているんじゃないかと、最近は思うのです。そんな、20代OLの等身大のつぶやきです。

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