見出し画像

【天皇賞秋】10/29(日)推奨馬

久しぶりに予想記事を書いてみました。
予想の参考になれば幸いです。

天皇賞秋は自分の数少ない得意レースなのでぜひとも的中させたいところです。個人的には現地で観戦できることになったので、超豪華メンバーが揃った一戦を目に焼き付けてこようと思います。

東京11R 天皇賞・秋
◎5ガイアフォース
○7イクイノックス
▲3ドウデュース
△4ダノンベルーガ
△10ジャックドール

今年の天皇賞秋は、先行馬が手薄なメンバー構成となっており、ジャックドールとノースブリッジの先行争いということになってくる。ジャックドールは外枠に入ってしまったが、9番枠と言っても小頭数なので極端な外ではないし、テンの速さを考えればジャックドールが逃げ、ノースブリッジが番手という隊列になるはず。今回は武豊騎手から藤岡佑介騎手に手綱が戻るが、藤岡騎手が2000m戦で先手を奪ったペースを見ると

3勝クラス1着:1:58.4(59.9-58.5)
白富士S1着:1:57.4(59.4-58.0)
金鯱賞1着:1.57.2(59.3-57.9)
22年大阪杯5着:1.58.4(58.8-58.6)

となっており、先行争いがやや激しくなった22年大阪杯を除けば、59秒台で逃げ、後半1000m57秒台~58秒前半で自身も残る競馬をしている。この展開で台頭する馬は、「前半59秒台のペースを楽に追走する基礎スピードがありながら、後半1000m57秒台の末脚を伸ばせる上がり性能のある馬」であり、必然とマイル~1800mで実績のある馬が有利になる。実際に59.0-57.2のラップとなった2019年はマイルG1馬3頭(アーモンドアイ、ダノンプレミアム、アエロリット)での決着となり、マイル~1800mで実績のなかったサートゥルナーリア(2番人気)が馬券外に沈んでいる。

◎5ガイアフォース
今年の超ハイレベル安田記念で4着に好走しており、マイル~1800mで実績のある馬に合致する。また、昨年夏の小倉2000mでは1:56.8のレコードタイムを出しており、高速馬場での実績も申し分ない。
前走のオールカマー(5着)は、直線で一旦はタイトルホルダーに並びかけるもそこから伸びきれなかったので、距離が敗因と考えている。1勝クラスでは前半34.2を楽に追走できるくらいのスピードがある馬なので、母父クロフネということを考えると古馬になって血統の色が濃くなった今は2200mが長かった可能性があり、2000mへの距離短縮は好感。
2走前の安田記念(4着)は、1-3着馬はともにマイルG1馬&去年の安田記念1,2,4着馬と超ハイレベルであったため、ここでの4着はかなり価値があった。マイルだと加速のシーンでややモタモタする面があるが、ラスト1Fの末脚ではシュネルマイスターに匹敵するものがあったので、1800-2000mはベストとも思える距離。
このメンバーならテンは速い方だし、枠も内目をゲットできたので、先行馬を見ながら絶好の競馬ができそう。

○7イクイノックス
世界ナンバー1ホースなので今更言うまでもないが、能力は相当高い馬である。ベスト条件は「広いコース、高速馬場、休み明け」であり、気性面を考慮すると輸送がない方がいい馬である。結果論にはなるが、宝塚記念は単勝オッズ1.3倍の圧倒的支持であったが「阪神内回り、荒れ馬場、海外帰り、初の関西遠征」と条件は良くなかったため、その分で辛勝になったと考えている。それでも勝ち切ったこの馬の能力は相当高く、「東京コース、高速馬場、休み明け」と一気に条件が好転する今回は嫌う要素がほぼなく、崩れるシーンは考えづらい。

▲3ドウデュース
ダービーのレコード勝利や京都記念の圧勝のイメージが強い馬だが、朝日杯ではセリフォスとダノンスコーピオン相手に勝っており、ドバイではシーマクラシックではなくターフを選択していたようにマイル~1800mで実績のある馬に合致する。また以前、武豊騎手が「この馬は右手前が好きなので、皐月賞はコーナーから直線までずっと右手前で走っていたので伸びなかった。だから左回りの方が良い。」とコメントを残しているように舞台設定もプラス材料。叩いて良化するイメージがある馬だが、休み明けの京都記念ではハイパフォーマンスであったし、ノーザンファーム生産馬ということを考えても8カ月半の休み明けは気にする必要はないだろう。不安点としては、後方からの競馬になりそうなので後半1000mが極端に速くなると差し届かずというシーンも考えられる。

△4ダノンベルーガ
左回りの1800-2000mがベスト条件なので、ここで買わずしてどこで買うという馬。昨年の天皇賞秋(3着)は3歳馬ながら好走したが、過去3歳で天皇賞秋を好走した馬が翌年も出走した場合、下記のツイートのように連続好走する場合が多い。ジャパンカップや有馬記念と比較して3歳で天皇賞秋を好走するのは難しいので、3歳で天皇賞秋を好走=能力や舞台適性の高さの証明と考えられる。前走の札幌記念(4着)は、道悪の競馬となり適性外であったし、仕上がり途上であったことを考えると参考外でもいい。

△10ジャックドール
去年の天皇賞秋(4着)は、パンサラッサが大逃げをしたが、2番手以下はスローの展開になり、上がりの速さが要求される展開となった。さすがに直線勝負でキレ者のイクイノックスやダノンベルーガに適うはずがなく、最悪な競馬をしてしまった結果の4着と考えると悲観する内容ではなかった。今年の大阪杯(1着)は、武豊の緩みない逃げがハマり勝利したが、差しが効きにくい展開でスターズオンアースにハナ差まで迫られており、このレース内容では今回の豪華メンバーではやや見劣る。単騎逃げ濃厚になるが、近年の天皇賞秋の逃げ馬は好走例が多いため、相手には抑えておきたい。

近年の天皇賞秋の逃げ馬の好走例
18年3着キセキ
19年3着アエロリット
20年4着ダノンプレミアム
22年2着パンサラッサ

【危険な人気馬】
これまでの成績(1-2-1-19)
9プログノーシス

前走の札幌記念(1着)は強かったが、勝ち時計2:01.5の道悪の洋芝かつレース上がり36秒以上を要した札幌記念⇔高速馬場で後半質が求められる天皇賞秋では適性が異なるため、前走の内容は鵜呑みにはできない。実際に、2013年のトウケイヘイローが道悪の札幌記念で圧勝して天皇賞秋では2番人気に支持されたが、本番では大敗している。
また、毎度テンのスピードが遅く、後方からの競馬になるが、4走前の中日新聞杯(4着)では61.9→57.5の超後傾戦を後方2,3頭目から0.1差まで迫ったり、2走前の香港でも展開不利を2着まで差して来るなど、どんな展開でも最後はいい脚を使う馬である。しかし、今回は後半1000m56-57秒台の展開で、イクイノックスやドウデュースなど超G1級相手に後ろからの競馬では物理的に差し届かないと感じる。




皆さんのサポートが励みになります。お気持ちだけでも十分です。