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日本酒を愉しむ

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実際に飲んだ日本酒の感想などを、様々な情報を交えて紹介しています。新たな日本酒に出会う度に書いていますので、不定期更新。日本酒好きの方や日本酒に興味がある方などに読んでいただけれ…
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2023年9月の記事一覧

自然淘汰で醸す酒

長野のワイナリーがワインを造っていない期間に造る日本酒。それが、小布施ワイナリーの「Sogga pere et fils /  ソガ・ペールエフィス」のシリーズ。生産数も限られており、人気も高く、入手困難酒の一つ。 ワイン用の瓶、栓も圧搾コルク。ぱっと見これが日本酒とは思えないだろう。もう一つの特徴としては、裏ラベルの圧倒的な能書きの量。 こちらの「Riz a Sak Naturel / リア サケ ナチュレル 生酛」は、地場の無農薬美山錦70%精米に、協会1号、2号、3

なるほど確かに美味い酒

「パーカーポイント」、ワイン評論家であるロバート・パーカー氏によるワイン採点。昔、ワインをよく飲んでいた頃は気にもしていたが、最近とんと忘れていた。。パーカーポイントは日本酒対象にもあって、こちらのお酒はそのパーカーポイントで高得点となって火が付いたと酒屋さんに聞いて、「ああ、そんなのあったなあ。。」って思い出した。 岡山県のお酒は兵庫県での取り扱いは意外に少ない、灘を代表として酒処である兵庫県に、遠くの地域の珍しい酒ならともかく、隣の県からわざわざ輸入しようとは思わないの

蔵元が造る倉本という酒

酒屋で目についた、表札みたいなラベル。説明書きを見ると、酒造会社も蔵元も同名。すなわち、倉本酒造の倉本さんが造る倉本っていうお酒。 国内の酒蔵で、酒蔵(会社名)=蔵元名=杜氏名=銘柄の酒ってどのぐらいあるかな?全体としては少ないんじゃないかなあ。銘柄には地域性とか拘りたいし、なかなか自分の名前の酒って出しにくいじゃない? 奈良県の田舎にある小さな酒蔵さんで、蔵元杜氏である蔵元さん(若い人とのこと)が造られているお酒。「ツゲノワール」とあるのは、この酒蔵がある地域が、奈良県