学校教育について思うこと

17歳の時、アメリカの高校に1年間だけ交換留学した。私が住んでいた日本の田舎よりもさらに田舎と言えるような、とても小さな(広いが人口は少ない)町だった。スクールバスに揺られて行きは15分くらい、帰りは一時間くらいひたすらバスに乗る。

日本では地方にある公立の進学校に通っていたが、40人びっちり生徒が詰まった教室で座席順に教科書を読まされたり、暗記中心の詰め込み教育の中で完璧主義な性格だった私は毎日追い詰められていた。

アメリカの公立高校ではクラスには10〜20名ほどの生徒がいて、先生の話を聴きながら、生徒は疑問があるたびに挙手をして質問する。わからなければ生徒は自由に質問できるという雰囲気なため教師との距離もとても近く感じた。成績の付け方も明快で、小テストやテストの点数、自分から積極的に発表したらポイント追加などで、その学期に何%ポイントがとれたかで成績がつく。(
95%以上ならAみたいな感じ)

課題の量は日本の学校と同じくらいだったと思うけど、なんせ英語なので時間がかかり、平日は夜中の2時くらいまで勉強して朝の6時くらいに起きる生活だったが、学校の授業がわかりやすいため授業を受けるのがとても楽しかった。

あれから20年近く経って色々と教育改革が進められていると思う。だれがどんなふうに話し合っているのかはよくわからないれど、他国や私立学校などいろんなタイプの教育環境で育った人や、教育現場で実際に授業をしている先生など、いろんな方々の意見を聞きながらよりよい方向を模索していけたらいいんだろうな。

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