世界のゴミ問題

インドの学校のボランティアでバス遠足に付き添った時のこと。遠足の帰りに子供たちにアイスクリームが配られ、大喜びしていました。その様子をバスの外から眺めていると、窓からたくさんのアイスクリームの包装紙がポイポイと外に投げ捨てられました。

急激な人口増加や社会の変化に対して人間の倫理観や学校教育、ゴミ処理などインフラ整備はすぐには適応できない。古い時代のゴミは大概外に捨ててしまえば自然に還るものだったはず。だけれど、人間の作り上げた丈夫な素材は自然分解されず長い期間残り続ける。

私たちだって、日本というすでにゴミ処理のインフラが整備された国に住んでいるから、当たり前のようにプラスチックでできた包装紙などのゴミの処分ができている。でも、もし回収してくれないとなると途方に暮れてしまうと思う。

外貨を稼ぐために私たちはまだまだゴミ処理設備の整っていない国の人たちにいろんなものを売っている。それぞれの国のゴミ処理事情なんて知らずに。それらの国が抱えている問題を知らずに。(海外でも日本のメーカーのお菓子などはよく売られています)色んな問題を見て見ぬふりをしながら私たちの生活は成り立っているという事実。まずは知ることから始めたい。

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