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よちよちクリスチャンの聖書ノート

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幼子のようなクリスチャンの私が、幼子のような目で聖書から発見した真理をお伝えします。
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2023年10月の記事一覧

来たるべきものの影

はじめに聖書は、ある律法のことを「来たるべきものの影」と呼んでいます。 とはいえ、殺すな、姦淫するな、などの教えを、「来たるべきものの影」と考えるクリスチャンはいないと思います。 では一体何が、「来たるべきものの影」なのでしょうか。 このことについて、私たちは正確に理解する必要があります。 来たるべきものの影聖書は、どの律法を「影」と呼んでいるのでしょうか。 結論から言うと、モーセ律法の儀式を、キリストの影と呼んでいるのです。 このとおり、モーセ律法のささげ物は影

二千三百の夕と朝の預言

はじめにダニエル書にある「二千三百の夕と朝」の預言は、これまでさまざまな解釈をされてきました。 本当のところ、この預言は何を伝えているのでしょうか。 先に申し上げますが、この記事を鵜呑みにする必要はありません。 これはあくまでも、私が聖霊に求め、聖書から受け取った結果です。 それを踏まえて、ご一緒に確認してみましょう。 二千三百の夕と朝の預言まずはその預言を見てみましょう。 これがその預言です。 この預言には表と裏があります。 表の預言では、雄羊はメディア・ペルシャ

「七年の大患難」は正しい説なのか

はじめに多くのクリスチャンのあいだで、七年間の大患難時代が来るという教えが、当たり前のように語られています。 かつての私も、これを盲目的に信じていました。 このことについて、私たちは今一度、聖書からきちんと確認する必要があります。 七十週の預言ダニエル書には、「七十週の預言」と呼ばれる箇所があります。 「七年の大患難」説は、この箇所から生み出されました。 冒頭でわかるように、これは神の民とエルサレムについての預言です。 「週」と訳された言葉は、七の周期を表す言葉であ

荒らす憎むべきものとは

はじめにイエス・キリストは次のように言われました。 荒らす憎むべきものが聖なる場所に立つと、史上最大の患難が起こる、そうイエス様は教えているのです。 この荒らす憎むべきものとは、一体何でしょうか。 ご一緒に聖書から調べてみましょう。 ダニエルの預言まずは「預言者ダニエルによって言われた」という、その箇所を見てみましょう。 多くの預言がそうであるように、この預言にも、表の預言と、裏の預言があります。 表の預言は、紀元前170年ごろ、アンティオコス・エピファネスが神殿に

あなたを救う医者

はじめにイエス・キリストは、ご自身のことを医者にたとえられました。 これはなんと素晴らしい言葉でしょうか。 最高の医者が、私たちの主治医となるべく、来てくれたのです。 でも、ちょっと待ってください。 この医者の治療を、あなたは本当に受けているでしょうか。 何から救われるのか「信じる者は救われる」そう聖書は教えますが、一体、何から救われるのでしょうか。 答えは、「罪から」です。 このために、主は十字架で死なれたのです。 この治療を、あなたは受けているでしょうか。