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掬う

「感情の解放」「手放し」「浄化」「感情をクリアに」「癒し」

呼び方はなんでもよいですが、

わたしたちの中にあるネガティブな感情を
感じ切って昇華させてゆくこと。

楽に自分の本質のままに生きていくのに、
過去の感情を抱えている段階


「感情の解放」は避けては通れない、プロセスです。


「感じ」「きる」は
身につければ実際は、本当にシンプルな行為なのですが、
意外にも

「感じてる」つもりだったのに、
全然できてなかったことに気づきました

というお声を非常に多くいただきます。




水の精製

一連の感情の動きを、浄化のプロセスを、イメージとして捉えてゆくと

わたしたちの中にある感情を解放・手放してゆくのは

水の純度をあげていく精製作業

とまったく同じです。






まず

ガラスのビーカーに泥水が入っていると想像してください。
哺乳瓶でも何でもいいです。


泥水は、普段ゆらゆらと動きを見せながら
そのビーカーのなかで濁った薄い茶色をしています。

これが日々ネガティブな感情に苛まれて
悶々と過ごしている状態。



そもそも泥が混じっているのか、

何なら泥以外の
ありとあらゆる不純物が入っているのか、

見当もついていません。




この不純物ですが、ひとによって内容は異なります。

わたしたちは日常的に
人間関係やら他のいろんな出来事に触れながら過ごしていますから、
そこで常にリフレクションは起こっており

ビーカーは常に揺らされている状態ですね。





さて、ここで、じっと、

マインドフルネスに「今」にあってみましょう。



頭の中で騒いでいる思考、明日の仕事について、
来月の引っ越しについて、子供の成績について、

これを少しづつ脇に追いやって、

自分の鼻から通り抜けていく呼吸に意識を集中させていきます。



参考*丁寧に、「今」にあれ




じ、

と、「今」に徹することは、
「感じる」ということそのものです。


「感情」は
「心」だと誤解している方も多いですが

ただの「身体感覚」。



Take rest でも書きましたが、

胸が締め付けられるような感覚や、怒りを覚えてぐっと喉が苦しくなる感覚。

「感情」は、体の感覚です。



つまり、

「今」にありながら五感を研ぎ澄まし、

呼吸に意識を向けてみたり指先の感覚に集中してみたり

そういうことをしていると、



暴れていた「思考」=「考える」は入る隙がなくなり、
自動的に「感じる」ことになります。




ここで、
揺れていた
ビーカーは初めて
じっと静止を始めるのです。



すると何が起こるかというと、

濁っていた水は、次第に
上のほうから透明になってゆき、

重たい不純物は下のほうに時間をかけて降りてゆき、

ひとによっては

何層かに色がわかれるかもしれません。




その沈殿したもの、

または上澄みに上がってきたゴミたちを

掬う。



湧き上がってきた感情を解放するのは
この作業そのものです。




ここで、細心の注意を払って

”丁寧に今にある”を続けていくと、

より無駄なく、不純物は取り除けます。



「感じて」抜ける感覚であったり、
「感じ切る」という
癒し(浄化)のプロセスです。



泥を搔き回すだけ搔き回すパターン

ネガティブな感情に苛まれて
苦しいとき

ひとは、荒々しい方法をつかって

なんとかそれを取り除こうと必死になります。



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