見出し画像

Sanctuary - 正しさを手放す-


ひとつの物事で、意見がわかれたとき。
人生など、そんなことの連続だ。

はたから見てれば滑稽でちっぽけな劇かもれない。


でも渦中にいるときは大真面目、
どちらにとっても、自分の名誉をかける

大問題なのだ。



ある時わたしが書いた記事によって
人を怒らせてしまったことがあった。


記事を消すことと謝罪を求められた際、
わたしは、相手の言う通りにした。



当時私はまだ自分が何に捉われているのかが

見えておらず、

そのときそれは、つまり、
自分のなかで

「相手が正しいということを証明した」

ことになってしまった。



「わたしが、勘違いをし、事実を捏造し、
相手を陥れようとした」ことを

認めてしまうことであった。



わたしは、それを
頑なに拒絶していた。

それを認めてしまったらどうなるか?


自分が悪くて、
相手は悪くなくなって、

そして自分が「正しい」と思っていない

価値観に

「力」を与えてしまう。




そして、

わたしのその人への心からの「敬意」や「愛情」は、

行き場を失ってしまう。



わたしはそう思い込んでいた。


ここから先は

1,403字

¥ 180

いつも購読・ご購入・サポートどうもありがとうございます!