花火　July 4th 2017

July 4th 2017　朝の備忘録

ジュライフォース July 4th
7月4日はアメリカの祝日。何の日だっけ。

ニューヨークは縦長の島みたいな形状をしていて、川に囲まれており

その川岸の向こうで7月4日に毎年花火が上がった。

詳しくは良く知らないが、花火はおそらくアジア発祥で

なぜなら中国の大々的な爆竹お祭り騒ぎに

日本の夏を象徴する情緒たっぷりの
計算しつくされた壮大なスペクタクルなショーに比べると

そのジュライフォースの花火の規模といったら
子供騙しみたいなものだったからである。

北米の夏はとにかく爽やかだ。

花火との相性について、別に爽やかな夏と
掛け合わせてもいいのかもしれないけど

あの、まとわりつくような湿度のネチネチした季節が
いよいよ終わりに向けて

曲がり角の直後まで差し掛かったときに

職人が
汗だくを通り越した、火傷と隣り合わせの危険のなか

文字どおり体を張って命がけで
男のロマンを求めて伝統を引き継ぐ使命なんかにかられながら

一年にたった一度のそのむさ苦しい季節を 

盛大にかち割って燃え尽きてそして、

今年も、終わったなあ

とか言いながら

真っ黒こげになった全てを感傷的に片付けて

「伝統は、

俺らのこの火傷の傷によって
今年も、続いた」

とか何とか無言の労わりあいの空気が流れて

夏が終わる

みたいなドラマ（又の名を情緒ともいう）

は北米のニューヨークマンハッタンから眺める花火には

皆無なわけです。