Take rest. -感情の解放は疲れるもの-
「感情を感じる」」というのは日常的なレベルから
癒しのプロセスにおいてまで、
日々わたしたちが当たり前のように無意識に行っていることです。
道に可愛い猫がいて、キュンと胸がときめくのももちろん「感情を感じる」だし、
映画を見て、仕事をクビになった主人公に共感して心震わせるも「感情を感じる」。
こういったものは、自分たちがこの3次元で
身体をもって生きている感覚自体を楽しむための作業でもあるので、
そのまま味わうだけで良いのですが
小さい頃や、過去のトラウマになっているような記憶に刻まれた感情を癒していくのに、
「感情を感じる」とき、事情は少し、異なってきます。
辛かったり、苦しかったり、怒りや悲しみを押さえつけたときの
激しいネガティブな感情を
感じるだけでなく、
それを感じ「きって」「抜けた」ときに
「感情の解放」とも呼ばれる、癒しが起こってくるのです。
このような場合に「感情を感じる」となると、
それはときに、何世代にも渡る憎悪のようなものであったり、思い出すのも辛いような出来事を再度体験するようなもの。
猫ちゃんがいてキュンとするレベルとは桁ちがいなわけですね。
癒しのプロセスにおけるこのような場合の、
感情をじるという作業はとてつもなく体力を消耗します。
エネルギーを使います。
甘く見ないでください。
セラピストなどの専門家にかかってサポートしてもらいながら
やる場合も、ひとりでいるときに関連している記憶をたどるときも同じです。
何か大きな傷を癒すときや、特別な記憶を乗り越えていくようなとき。
その前後は、24時間マラソンをはしるつもりでいてください。
前はその心の準備を、もしくは突然やってきたなら、
それをやりきったのだというつもりで休んでください。
プロセスの最中に大事なことは、
身体の負担を最優先させることです。
とにかく水分をとり、食べたくない時は食べない。
食べられるものを食べる。
物理的に吐き気があれば、
空になるまで吐いてください。
感情を感じていくという作業は
体の感覚を味わい尽くしていくということです。
実際に感じた部位は痛んだり傷つくこともあります。
例えば前世の記憶を癒すときに、右足を切り取られた記憶があるのなら、
同じような痛みを感じることももちろんあり、
実際に足がなくなることはないですが(笑)
筋肉痛になります。
仕事や子育て、やるべきことがあっても、
いま癒しの真っ最中のプロセスは
手術室にいるのと同じ。
手術室にて、腹がぱっくり割れているときに
「あー、保育園迎えに行ってくるわあ」
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