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ままごとライフの台所

日常的な食べることに関するエッセイ、過去、フランスや中国、ニューヨークなどで暮らしていた時に出会った食べることにまつわる記憶など。料理のコツや、見たことない調味料や、変わった食材… もっと読む
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2018年1月の記事一覧

モーニングの楽しみ

モーニングは愛知県では一般的すぎる文化なんだけど、どうもほかではそうじゃないらしい。 読者の方やクライアントさんからそう聞くたびに、 愛知県民にとってそれは都市伝説みたいな感じで、いまいちまだ信じがたいというかこう、何十回その情報をきいても全くピンとこないのでした。 いつも通り善良な市民(愛知・岐阜・三重・静岡あたりの市民は除く)のためにモーニングとはなんぞやということを説明しておくと、それは英語でいうところの「朝」という意味で、 第二の意味が、

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何はなくともパイナップル豆醬2

何はなくともなんとやら、つづき いやはや世界には色々な食べ物があることは知ってるけど、またインパクトある奴が来たなあと思って嬉しくなり、まじまじと見つめたわたし。 そういえば日本では果物をふつうの料理につかう伝統があんまりないので、そういうのは嫌われる傾向がありますね。 本当はこれもまた上手に、果汁または果物を、塩味のふつうの料理と掛け合わせると無限のパラダイスを生み出すことが可能です。 そして問題の新参、豆、フィーチャリングパイナップル。食べてみると見た目の鈍臭さとは

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何はなくともパイナップル豆醬1

誰にも1つや2つ、二度と忘れられない味というのがあると思います。 わたしにとってのパイナップル豆醬は、まさにその、二度と忘れられないけど その後もう一度巡り合うことはきっとない、幻のフィジョワ(参照 幻のフィジョワ)に匹敵する味だったと思うのです。

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腹管理能力0

日々、何を食べるのかを考えることが苦痛です。 こんな活動をしていると、さぞかしウキウキ料理を楽しんでいると誤解されそうなんですが 料理をすることと、メニューを何にするのか考えるのかはまったく別の作業ですね。 家のなかにあるものを適当に組み合わせて作ることは あるもので組み立てるしかないので、迷うこともなく全く苦にならないのですが、 先日もシンガポールで難民と化したときの話をしましたが、 一番わたしが苦手なのが、外食するときに店を決めること。 店に入ったあとは、なんとか

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エゴが抜けたジャイアン

突然ですが、ニンニクはお好きですか? 好きかと聞かれて、「大好きです」と言えるあなたは偉い。 それ単体で、「好物はニンニクです」と認識され難い、 しかしなくてはならない薬味・スパイス的な存在を わたしはこよなく愛しております。 にんにくはどちらかというと日本では忌み嫌われる存在ですね。あのパンチの強い、俺が俺が感は、奥ゆかしき日本文化にとってはタブーでしかないのでしょう。 最近3歳の息子が寝ても冷めてもドラえもんにはまっており、おかげで大人になってからまじまじと真剣

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もち

あけましておめでとうございます。 ところでわたしは、餅のことを、考えれば考えるほどいつも、 どこに向かうこともできずに戸惑いを隠せなくなります。

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