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ままごとライフの台所

日常的な食べることに関するエッセイ、過去、フランスや中国、ニューヨークなどで暮らしていた時に出会った食べることにまつわる記憶など。料理のコツや、見たことない調味料や、変わった食材… もっと読む
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2017年12月の記事一覧

マンハッタンで夢見る年越しソバ

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シンガポールで食事難民

この夏にシンガポールに行ったときに、夜のフライトまで丸一日空いた時間は、 「息子とふたりきり、知らない土地、外国で何を食べるか」と ひたすら向き合う考えさせられる時間でした。 朝はホテルの朝ごはんがついていたので、おしゃれなビュッフェを 息子共々楽しんだのだけど その後が問題。 わたしは、食い意地が張っているがゆえに 外食に関してかなりの優柔不断で、 せっかくだから、人気のありそうなレストランに行ってみたいけど 子供が昼寝できそうな場所、あるかな とか、ローカルの現地の

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靴下の中のピーカンナッツ

大人になってもプレゼントを交換しあうのが、 アメリカンピープルという、家族団らんの習わし。 いつかアメリカに住んでいた頃、 初めて過ごす恋人とのクリスマスがやってきました。 彼の実家ニュージャージーの古い家の、殺伐とした寒い部屋で二人眠ったあと 夜が明けて、25日の朝リビングに行くと そこには見た事もない光景が広がっていたのであります。 巨大なツリーの下に置かれたプレゼントたち。大きな靴下と、リボンのかけられた箱の数々。 わたしの知っている限り、それは小さな子

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絶世の美女、唯一の汚点

韓国料理っていうのは実によく構成された習俗だなあと 毎度感心するのだけど、 そのなかでもわたしが敬愛してやまないものが、 日本語で”ナムル”と呼ばれているバンチャンです。 日本で韓国料理を食べると「ナムル三種盛り」みたいにして メニューの一部になって注文するのが一般的だけど、 NYの韓国料理屋ではメインを頼むとそれは無料で運ばれてきて、 食べ放題になっている。 これはちょうど、サラダバー的な役割なんだけど、 日本食についてくる漬物みたいな役割も同時に果たしていて こ

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創造力は究極の不自由に育てられる

前回の「まじで?おれオムニボアだけど」のつづき。 さて私自身は元ハーバボアの現オムニボアですが、人間のベジタリアンのことを一般的には Herbivore 【草食動物】ハーバボアとは呼びません。 通常は菜食主義者(Vegetarian/Vegan)とか呼びますね。 今日は、ベジタリアンはベジタリアンでも 世界にはいろんな食べ方があることなどを ちょっとご紹介したいとおもいます。 わたしは主に長らくベジタリアン・ヴィーガンの店で働いていたので、 そこに出入りする客をまじ

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まじで?ヴィーガンなの?俺オムニボアだけど。

ベジタリアンというのは多分日本でも ほとんど認知されている言葉だとおもうけど、ヴィーガンはまだ微妙だと思いますね。 ある層にとってはそれは当然のように知られていても 「菜食」の文化自体が、日本と欧米ではもう比べものにならないくらい 日常に根付いているか温度差があるし 多分老人にヴィーガンっていったら 新しいロシアの大統領かなんかだと思う気がする。 大概わたしもカタカナと固有名詞に弱いので、未だにティーバックとティーバッグ確認しないと間違えるし。

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交代制惣菜勤務

平日、ひとりでいるときの昼ごはんのパターンとしては、 SEIYUのお墨付きカレーと ディチェコの11番(スパゲティ)を交互に食べるか、 ときどき気晴らしにおいしいランチをひとりで食べにいくとかそんなところ。 そういえば今日、その辛さ5のレッドカレーを昼に食べながら、 そういや世の中の庶民のママ達は 家にいるときのひるごはんて何食べてるんだろうとふと思いました。 「前日ののこりもの」 とかを食べてるのかもしれない、と想像して、 そういえば私というか我が家には 「の

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マズいものを食す喜び

食べる喜びを追及し続けた20代を経て、今はほんとうに食うことに執着はないです。 それがなくなっている分、逆に 時々美味しいものを食べる機会をあたえられたときは こころから享受するんですが 日々は実に質素でいいと思ってます。 ところで 今日車を運転しながら、 そういや、「美味しいもの」って確かに嬉しいけど、何気に「まずいもの」って自分すきだよなあ、と思ったんですね。 なんていうか、「まずいもの」ってものすごく興味をそそる。

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タイワンスーシー(台湾素食)

わたしは台湾が大好きで、かなりひいき目にその国を見ているのですが、 その大好きな国でも唯一気に入らないものがあります。 それは、大声では言えないけど、そう、こともあろうに台湾料理。 正確に言うと、台湾料理というかは台湾(中国)の菜食の傾向というか。

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それは別枠みたらし団子

”何人かでブログ運営するならさあ、自己紹介的なのをつけといたほうがいいよねえ?” ”なんか適当に私の紹介文書いてよ” とある日頼むと、5分後に「紹介文てこういうやつ??」と こんな文章が送られてきました。 「水都の水源であり雇われ女神。Tバック着用率99%、あんがいそのへんで売ってるパンを常食し、和菓子が嫌いと言いつつスーパーのみたらし団子をよく買う。将来の夢はお嫁さん。」 前後の紹介文の説明はさておき、 問題は 「和菓子が嫌いと言いつつスーパーのみたらし団子をよ

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xo醬という自由への切符

話は飛びますが 英語は得意ですかね?

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