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ままごとライフの台所

日常的な食べることに関するエッセイ、過去、フランスや中国、ニューヨークなどで暮らしていた時に出会った食べることにまつわる記憶など。料理のコツや、見たことない調味料や、変わった食材… もっと読む
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2017年7月の記事一覧

「さて、料理教室でもやるか。」

「料理教室をやろう」 そう思った経緯は、全く説明がつかない。 ほとんど突き動かされるままに 動いているときは、 何か新しいことを始めるときも、セラピストになったときも もちろんそうだったけど 自分の意思とはあまり関係ないところで 物事が動いている気がする。 「本当にやりたいこと、 魂が望んでいることほど抵抗が強く出る」 というのは、セラピストの仕事をしていて 「自己開花」とか「夢を叶える」とか「やりたいことをやる」 みたいなキーワードと共に ひとびとを見ていると、「

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Crate & Barrel のバターケース

長年使っていたバターケースが先日割れた。 バターケースというのは、各家庭に 持っているひとと持っていないひとがいるだろうけど わたしはバターを食べなかったヴィーガンの時期でも 同じバターケースをかなり長い間愛用していた。 日本には、乳製品を食べないとなると、バターのように使うものは マーガリンというチョイスしかないが アメリカでは、マーガリンと化学調味料に関しては 日本とは比にならぬくらい忌み嫌われている。 忌み嫌われているということはそれ以外のチョイスも

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エスプレッソ、少なめで

コーヒーを飲まなくなって、かなり経過する。 飲まないと言っても、日常的にという意味であり、 時々外食したときにはこれみよがしに注文する。 できることならエスプレッソ少なめで。  学生時代に一度、当時働いていたラジオ放送局の仕事帰りに 仕事場のひとたちとデニーズに行って、わたしは初めて カフェオレ的なものを注文した。 当時付き合っていた、胡散臭く勘違い業界人代表みたいな 貧乏臭いおじさんに、恥ずかしくも振り回されていたころである。 ウブでバカな若い女学生と薄汚れた中

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マカロニサラダと1回目の結婚についての想ひ出

わたしは一児の母、現在独身である。 子供の父親は日本人だが、その相手とは 妊娠中からゴタゴタしてすぐに婚約解消となった。 そして毎回説明するのが結構めんどくさいのだが、 ニューヨークにいた時期 一回アメリカ人と短い結婚をしている。 というわけで 書類上はバツイチだが 子供の父親は元旦那ではない。 ○ マカロニサラダというメニューの 正式なレシピというものを わたしは知らないが、 ほとんどが粉と油のそのヘルシーとは言い難い一品を作るたびに、 大好きだった元

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