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1981年8月4日生■http://sirosorajpnonikki.hatenab…

最近の記事

One Counselor's Remorse —ひとりのカウンセラーの悔恨—

Yuza「前回、あなたが最後にお話ししたのは『何か大きなことをしなければならない。』とか…『自分には、その義務がある。』という強迫観念を今のあなたが抱えていると同時に、でも自分は『それに応えることはできるか。』とか、『応えたくない。』という感情があなたのなかで起きているということでしたね。」 Wes「Yes.(うん。)」 Yuza「『どうして僕が…?』という気持ちもあると言っていましたね。…それで、自分に、あなたにそのような感情が起きるのは、『何がそうさせるのだろう。』と

    • "死の場処、死の記憶 Place of Death Memory of Death"

      このWes(Westley Allan Dodd)の日記は, Dodd, Wesley Alan Dodd: Diary?というタイトルのGoogleグループに投稿されたもので質問者が2019年に少し前にインターネットかニュースグループに投稿されたとされる彼の日記の全文について質問し、それに回答されたものです。 Gary C. Kingの著書「Driven to Kill (English Edition)」にはその一部が掲載されているものの、全文がおそらくそれまで公開され

      • ミルク先生とシスル

        『わたしは以前、数ヵ月間だけ、シスルという生き物を飼っていたことがある。』 教室の窓から、肌寒い春の風がシスルの真っ直ぐな少し伸びた前髪を揺らし、ミルク先生は静かに目を瞑る。 シスルは今日も、大好きなミルク先生に自作の詩を放課後に読み聴かせている。 最後まで読み終わると、シスルはミルク先生の目をじっと見つめて静かに立っている。 そして彼は彼女に向かって言った。 「先生、終わったよ。」 すると彼女は目を開けて唸った。 「う~ん、今日の詩も難解だ。でもシスルという名前が出てきた

      One Counselor's Remorse —ひとりのカウンセラーの悔恨—