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【7月9本目】「小さなお葬式」の仕組みと最安プラン

火葬中にnoteの原稿を書く

2021年7月28日10:32 市営印西霊場の控え室でこれを書いています。普通の葬儀ならば、用意された飲み物や軽食をつまみながら久し振りに会った親戚と語らうところなのでしょうけれど、いるのは僕と妹のみ。焼き場でnoteを書く人間は僕だけじゃないかしら。

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小一時間ほどで、母は骨壺の中に収まり、埋葬許可証が発行されます。それを隣の市営霊園へ持って行き、花を買い、石材屋と合流し、納骨となります。通夜も告別式も無く、伝えるべき親戚の数も極小なため、動きはシンプルでした。

数ヶ月前に「小さなお葬式」を予約しており、送付された葬儀ガイドブックを見ながら一つ一つ進めていきました。


これ以上無いほどシンプルな葬式

7月26日

深夜2時すぎに他界→訪問看護師が清拭と化粧を施す→訪問医が死亡診断書を発行→小さなお葬式に電話→葬儀屋やってくる→遺体を引き取る→石材屋へ連絡→親戚にメール

7月27日

石材屋で納骨の打ち合わせ→手数料と墓石に名を刻むための代金を払う→葬儀屋へ行き代金を払う

7月28日

印西霊場で現地集合→葬儀屋の案内で最後の挨拶→焼く(90分ほど)→骨壺と埋葬許可証を受け取る→石材屋と合流→お墓に納骨

これが一連の流れです。最も大変な親戚や関係者への案内や、当日の対応が一切無いため、負担は極めて軽かった。永眠したら、告別式や通夜をすっ飛ばして火葬してしまう。このやり方を「直葬」と呼びます。

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さらに僕達は、焼いた遺骨を持ち帰らず、当日中に納骨しました。このケースも最近は多いらしく、葬儀葬祭は年々シンプルになっているとのこと。コロナで大きな葬儀を開きにくいため、直葬&即納骨は増えているそうです。


DIY葬って何!?

さらに上を行くと、棺桶まで自作する人もいるようで(DIY葬)、葬儀屋すら関与せず全てを自分で行うケースもあるのだとか!

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