今日の収支 ウクライナ軍のイジューム奪回が意味するところ
イジュームってどこよ
ウクライナ軍のイジューム奪回に関するニュースが報じられていました。どうもこれは戦い全体の転換点になるかもしれません。
ロシアは既に首都キーウ侵攻を諦めており、東部のドネツク・ルハンシク、南部のマリウポリ・クリミア半島(セバストポリ)を確保しつつ、オデーサを奪ってウクライナを「陸の孤島」にしようとしています。
ロシア視点でドネツク・ルハンシクの支配を固めようとした場合、厄介なのはウクライナ第二の都市ハルキウ(上記地図の右上)。ウクライナに奪還されているため、ここを落としたい。
戦車も補給も鉄道と道路を使って運搬しますから、主要幹線の結節点が重要。ドネツク・ルハンシクを守りつつ、ハルキウへ侵攻しようとした場合、下の地図、中央のアイコン部分の都市が最重要ポイントと分かるでしょう。
ここが、今回ウクライナ軍に奪還された都市、イジュームです。
ロシア軍は当然、ここに大きな拠点を敷いていた。なのにウクライナ軍は芸術的な包囲殲滅に成功したんです。
イジューム奪回の流れ
今度はウクライナ視点で考えましょう。
ウクライナは第二の都市ハルキウの完全解放を目指しています。
しかし、ロシア軍はハルキウを奪い取るべく、都市全体を囲むように部隊を展開。全体の物量ではロシアが有利で、ウクライナは防戦一方でした。
↓青がウクライナ軍、赤がロシア軍の勢力範囲。
ハルキウから出られないウクライナ軍は情報戦を仕掛けました。
大きめの偵察隊を組織しイジュームへ向かわせます。同時に、Twitterを始めとするSNSに、イジューム奪還間近の情報を流しました。実際に戦闘が行われたことから、ロシア軍は補給基地クピャンスクの守備隊をイジュームへ回します。
ところがウクライナ軍はイジュームを目指していなかったのです。大軍を向かわせた先はクピャンスク。ロシアの守備隊がイジュームへ向かった瞬間、電撃的にクピャンスクを攻撃。陥落させました。
クピャンスク陥落。補給基地を失ったイジューム部隊は取り残され動揺します。ロシア本国も全く対応できず、包囲殲滅の危機に瀕したイジューム部隊は撤退を開始しました。戦車も輸送トラックも投げ捨てる、文字通りの〝逃亡〟です。
ウクライナ軍がこれを見逃すはずありません。クピャンスクを落とした部隊に加え、ドネツク州に展開していた部隊も投入。局地的に圧倒的な数の優位を実現し、一瞬のうちに要衝・イジュームを陥落せしめたのです。
親ロシア派幹部によると、この瞬間の戦力差はなんと8倍。ランチェスターの法則になぞらえるまでもなく、8倍の戦力差では勝てません。
補給路を断たれたロシア軍はハリコフへ攻め込めなくなりました。
半年ぶりの完全解放です。
あまりにも華麗な軍略に、ミリオタ達も大興奮です。
情報に信頼度を与え、攪乱し、揺動し、戦力が薄くなった点を奪い、包囲殲滅の形を作り、面を奪う。見せられてるのは戦国武将モノか、三国志か、銀河英雄伝説か。
ロシアも撤退を認め、ニューヨークタイムズは「戦争の決定的な瞬間となる可能性がある」と報じました。
局面が変わったことを伝えるべく、ゼレンスキー大統領はすぐさまイジュームを電撃訪問しました。まだロシア兵が残っているかもしれないのに、この勇敢さと鉄の意志が、劣勢のウクライナを支え続けてるんでしょうね。
なおゼレさん。
首都へ帰る途中、一般車両と事故ったらしい(無傷)。
2022/09/15の収支
+31602円
いやっふぅ!
3万円のプラスなんて久し振りです。イジューム奪還ほどのインパクトはありませんが、それでもね、前向きにね。勇敢さと鉄の意志を持って相場に挑みたい。
そうそう、ジャムコがついに下落しました!
5%を超える大きな下げとなり利益を生んだよ!
窓を埋めて1400円を割り込むと見ています。一般的にはこんな取引しちゃダメよ。銘柄にこだわると周りが見えなくなるから。
他はこんな感じ。
東電の利益は頭打ちになってきた。そろそろ利確か。新規で建てた三井不動産は一気に上昇し、もう一口買っておけばと思わなくもありません。
信用枠はギリギリとなり、余裕無し。明日も勝ちたいね!
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