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【1月2本目】ファクトで殴れ

SNSは暴力の世界

いつの間にか浸透してきた“ファクト”という単語。“事実”よりも解像度の高い「揺るがない事実」という印象を与えます。

そんな単語が広まるくらいだから、ファクト重視の考え方も広まって、ないんだなこれが。むしろSNSは感情論こそ力を持ちます。短い文章で感情をかき立て、共感を拡散させ、対立する相手を駆逐する。

SNSに限らず、人は正義の側にいると確信したとき、どこまでも暴力的となります。よりいっそう正義の側にいる者、現代社会においては“弱者”へ寄り添う者ほど強い共感力を発揮します。

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↑マンガ「氷室の天地・12巻」より引用

正義性を帯びた感情論へ対抗するのは、より強い弱者性、悲劇性を身に纏うのが手っ取り早い。しかし、仮に相手が女子供であった場合、弱者性で対抗するのは困難。突破するには“事実”を示すしかありません。

今日は近頃よく見かける感情論を、ファクトで暴いてみましょう。

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