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暗殺から1年 安倍総理の残した「日本経済復活」の種・7/2-3の食事

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安倍元総理の暗殺から1年。あの日の喪失感は凄まじいものでした。憲政史上最長の政権を維持した大宰相が銃殺されるなんて。今、日本経済は復活への歩みを強めています。その〝種〟は、2014年に安倍総理が蒔いたものだとご存知でしたか?

安倍さんの功績で間違いない

政治の記事と見せかけて経済の記事です。なぜ日本経済は壊れないのか、なぜ日経平均株価はバブル後に最高値を超えたのか、なぜ外国人投資家は日本株を買うのか。その要因は「アベ」なのです。

3万円をあっさり超えた日経平均株価に。種を蒔いたのは安倍さん、水をやったのも安倍さん。肥料を与えたのも安倍さん。菅さんは害虫を退治して、岸田さんは実った果実を最良のタイミングで収穫した感じでしょうか。

安倍さんは政権初期、トリクルダウンを信じていました。企業業績を上げれば賃金も上がると信じた。ゆえにまず企業を儲けさせるべく、円安へ誘導し、法人税減税を行います。

一番上に水を注げば下までこぼれ落ちてくると考えた

しかし、企業は賃金を上げなかった。現代の上場会社は、戦後・昭和の経営者と違い胆力に乏しく、零細だった頃の家族主義を知らない。長すぎた不景気のイメージばかり残っているため、設備投資や新規事業、基礎研究開発ではなく、ひたすら現預金を貯め込んでしまったんです。

おかげで財務体質は強固になったものの、労働者は貧乏なまま。マスコミや野党は大いに批判します。企業は儲けるだけで賃金を上げる気はないと。

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安倍総理も苛立ちます。そこで、民主党政権の生みの親、労働組合の〝連合〟に接近し、メーデーへ出席。経団連へ賃上げを求めます。

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